「ブンデスリーガの試合をスタジアムで観戦したいけれど、どうすればいいのか分からないーー」。そんな人たちのために、H.I.S.はブンデスリーガ4チーム、ドルトムントシャルケバイエルン・ミュンヘンマインツの観戦チケット付きツアーを販売している。

日本国内に307店舗、海外に129都市・192拠点(2015年7月末時点)を持つ旅行会社の株式会社エイチ・アイ・エス(H.I.S.)は、2001年からブンデスリーガの観戦ツアーを企画、販売してきた。内容は、日本からの往復の航空券、宿泊ホテル、空港とホテルの送迎、そして観戦チケットが付き、試合以外は各自が思い思いのプランで滞在できるという4泊6日のスケジュールだ(延泊可能)。

同社スポーツイベントセクションの矢島博文さんは、「近年、ブンデスリーガで日本人選手が活躍するようになり、現地での観戦需要が高まっています」と話す。昨シーズン、同リーグに所属した日本人選手は13人。その約半数がコンスタントに試合に出場している。

矢島さんによると、これまで同ツアーの申し込みが飛躍的に増えた時期が2回あった。まずは香川真司がドルトムントに所属し、同クラブがリーグ連覇を成し遂げた2010/11、2011/12シーズン。それから、ドイツ代表が2014年のFIFAワールドカップで優勝すると、昨シーズンは代表選手の多くが所属するバイエルンのツアー参加者が増加した。

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ドルトムントとパートナー契約

2014年9月、香川がドルトムントに3シーズンぶりに復帰した。ドルトムント観戦ツアーの要望が高まる中、ドルトムント側からH.I.S.にオファーが届き、両者は同年12月19日にリージョナルパートナー(旅行代理店部門)契約を結んだ。偶然にも同日は、ドルトムント創立105周年、H.I.S.創立35周年という両者にとって記念すべき日だった。

当時のドルトムントは成績不振に陥っていたが、ブンデスリーガとドルトムントの価値を信じた上での判断だったという。実際、ドルトムントと契約を結んだことで、さらに充実したツアー内容へと発展し、参加者からも好評を得ている。

ドルトムントの観戦ツアーでは、先着20名にドルトムントのマフラー、スタジアムで使用できるプリペイドカード(10ユーロ分)、ファンショップで使用できるクーポン(10ユーロ分)の特典が付く。また、オプションで日本語ガイドによるスタジアム見学ツアーを付けることができ、ベンチやミックス・ゾーン、試合中は熱狂的サポーターが集まるゴール裏など、普段は足を踏み入れることのできないエリアの見学が可能。スタジアム見学ツアーはドイツ語ではほぼ毎日、英語では週末に行われているが、日本語によるものはH.I.S.のツアーから新設された。

さらなるオプションとしては、先着4名に限り、VIPチケットを販売。スタジアム内のVIPルームを使用でき、試合前やハーフタイムに食事をとったり、くつろぐことができる。

また、香川と面会できるイベントも実施。現在のところ新シーズンは、第12節のシャルケ戦、第21節のハノーファー戦、第26節のマインツ戦で予定しており、同選手にサインをもらったり、一緒に写真を撮れるチャンスもある(負傷などにより選手が変更となる場合あり)。

満員のスタジアムでの観戦

やはりドルトムントのツアーの人気が一番高く、平均の参加者は20人。年齢層は、例えば2月、3月は卒業旅行の学生が多いなど、時期によって異なり、男女比では女性が約8割を占める。矢島さんによると、「テレビで見るのと、現地で見るのとでは全然違った」という声が一番多いという。矢島さん自身も「ブンデスリーガは、平均の観客動員数が世界一です。8万人のスタジアム(ドルトムント)が完全に埋まって、盛り上がっているのが一番の魅力ですね」と話す。

観戦ツアーのメリットを挙げてもらうと、一つはH.I.S.の支店がデュッセルドルフ、フランクフルト、ミュンヘンにあり、トラブルなどが起きた場合はすぐに現地で対応が可能だということ。また、観戦チケットが用意されているのも大きなポイントだ。矢島さんの言葉通り、ブンデスリーガは平均観客動員数が世界最多のリーグ。2013/14シーズンの平均観客動員数は過去最多の4万3501人を記録した。当然ながら人気の高いクラブのチケットはすぐに完売してしまい、現地に住んでいても入手困難だ。そんな中、チケットが必ず確保されているのはありがたい。

2015/16シーズンはいよいよ8月14日に開幕。今シーズンも13人の日本人選手が所属(8月12日現在)し、平均観客動員数世界一を誇るブンデスリーガを観戦に、皆さんも日本から遊びに来てはいかがだろうか。

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