2015/16シーズン夏の補強動向(8):ドルトムント

【昨季の総括】

順位得点失点ボール支配率1対1勝率起用選手数       
474254%52%28
       

ドルトムントは昨シーズン、前半戦を最下位で折り返した。ユルゲン・クロップ監督がシーズン途中で今季限りでの辞任を電撃発表すると、チームを7年間率い、2度のブンデスリーガ優勝に導いた同監督のために結束。最終順位を7位まで上げ、ドイツサッカー連盟カップでは準優勝を遂げた。クロップ監督が去り、一つの時代が終わったとも言えるが、後任に新進気鋭の戦術家トーマス・トゥヘル氏を迎え、再びリーグ頂点への返り咲きを目指す。

【期待される新戦力】
新加入の注目株はレーバクーゼンから移籍したMFゴンザロ・カストロ。ユーティリティープレーヤーで、イルカイ・ギュンドアンとともに中盤を支える存在になるだろう。マインツに期限付きで移籍していたヨナス・ホーフマンは、トゥヘル監督のシステムで主要な役割を果たすかもしれない。マービン・ドゥクシュ(パーダーボルン)とモーリッツ・ライトナー(シュトゥットガルト)も期限付き移籍を終えて復帰。19歳のユリアン・ワイグル(1860ミュンヘン)は将来有望な選手で、ドルトムントで研さんを積むことになる。フライブルクから加入したGKローマン・ビュルキは正GKローマン・バイデンフェラーとのポジション争いに挑む。

【放出された主力選手】
ゼバスティアン・ケールが現役を退いたほか、現在のところ5人を放出している。1年目のシーズンを終えたばかりのチーロ・インモービレはレギュラーに定着することができず、セビージャ(スペイン)へ期限付き移籍。昨シーズンは正GKバイデンフェラーに代わって何度かゴールマウスを守ったGKミッチェル・ランゲラクはシュトゥットガルトでの挑戦を選択した。

© gettyimages

【さらなる補強の必要性】
すでにチーム内ではDFとMFのポジション争いが激化。どのポジションでも最低一人の交代選手は必要となると、補強が考えられるのはFWだろう。昨シーズンはFWピエールエメリック・オバメヤンが16得点を叩き出した。リハビリ中のアドリアン・ラモスが2番手として、あるいはオバメヤンの座を虎視眈々と狙うかもしれないが、トゥヘル監督はテストマッチでマーコ・ロイスをFWとしても試している。ミヒャエル・ツォルクSDは「引き続き移籍市場を見守っていく。アドリアンはもうすぐ復帰できると思う。オバメヤンは現在、トップコンディションだ。ただ、まだ移籍市場を閉めたわけではない」と含みをもたせている。

 

補強動向を読み解く:日本人所属クラブ別一覧