2016年のドイツ最優秀監督に選出されたホッフェンハイムのナーゲルスマン監督 - © DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA
2016年のドイツ最優秀監督に選出されたホッフェンハイムのナーゲルスマン監督 - © DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA
ブンデスリーガ

ナーゲルスマン:童顔の天才指揮官

2016年2月11日、当時28歳だったユリアン・ナーゲルスマンがホッフェンハイムの監督に任命された時、彼がその後に成し遂げる偉業を予想できた者は一人としていなかっただろう。ナーゲルスマンの監督就任は当初、翌シーズンからの予定だったが、フーブ・ステフェンス前監督が健康上の理由で辞任。計画よりも早くトップチームを率いることになった。

ナーゲルスマンが監督になった時点で、チーム状況は最悪だった。ブンデスリーガで順位表の下から2番目に位置し、残留ラインとの勝ち点差は「7」まで開いていたのである。しかし、ナーゲルスマンの就任後、チームは驚くべき変化を遂げる。残りの14試合で7勝を挙げて残留を決めると、今季はここまでわずか3敗。見事な成績を挙げてクラブ史上初の欧州カップ戦出場を決めている。

ナーゲルスマンのもう一つの快挙は、第27節のバイエルン・ミュンヘン戦で勝利を収めたことだ。ホッフェンハイムは通算18試合目にして初めてバイエルンを破り、29歳のナーゲルスマンはクラブの歴史を塗り替えたのである。

20試合で2勝しか挙げられていなかったチームは今、見ていて楽しく、何より負けないチームになった。ナーゲルスマンがブンデスリーガの最年少監督になってから13カ月、リーグ戦で彼のチームよりも勝ち点を積み上げているのはバイエルンとドルトムントだけである。

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ナーゲルスマンは今年3月に2016年のDFB(ドイツサッカー連盟)最優秀監督賞を受賞。2014年にドイツ代表をワールドカップ優勝に導いたヨアヒム・レーフ監督も称賛の声を送っている。

「もし彼がこの調子で仕事をしていったら、素晴らしい監督になることは間違いない。おそらく、ドイツ国内の別のクラブか海外クラブを率いたいと思っているだろうね。将来は代表チームも率いると思う。その可能性は十分にある」

すでに欧州リーグ(EL)出場権を確保し、欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得の可能性も残している。それが実現すれば、ナーゲルスマンとホッフェンハイムにふさわしい活躍の場になるだろう。