Summary

  • 第11節の最注目カードは伝統の“デア・クラシカー”
  • 首位バイエルンと2位ドルトムントの勝ち点差は「3」
  • ポジション別戦力比較の11番勝負。第3回はMF編

世界中が注目するドイツ最大の一戦、ドルトムントバイエルン・ミュンヘンによる“デア・クラシカー”が11月4日(土)に行われる。勝ち点3差で迎える大一番の行方を占うべく、両チームの戦力をポジション別に分析。“11番勝負”の第3回は両チームの中盤を徹底比較する。


【司令塔】
ユリアン・ワイグル(ドルトムント) vs ハビ・マルティネス(バイエルン)

足首の骨折からカムバックを果たしたワイグルは、トップフォームを取り戻すべく順調に試合を重ねている。持ち味は質の高いパスで、特に10本中8本を味方に通しているロングパスの精度は一級品。1試合の平均走行距離は12kmと運動量も豊富。平均10km足らずのハビ・マルティネスを大きくリードしている。

ハビ・マルティネスはユップ・ハインケス監督の就任後、これまでのセンターバックから本来の中盤にポジションを変更。最終ラインの前にどっしりと構える背番号6として、対人勝率67%、パス成功率94%をマークしている。1試合平均のパス本数とボールタッチ数はともにワイグルの数字を上回っている。

【パスマシーン】
マフムート・ダフート(ドルトムント) vs ティアゴ・アルカンタラ(バイエルン)

ダフートは激しいポジション争いの中でリーグ戦300分の出場にとどまっているが、その中で3つのアシストを記録。チームも自身がピッチに立った6試合はすべて勝利を収めている。90%超のパス成功率と1試合平均12.5kmを走る走力も大きな武器。ただし、対人勝率は39%と低く、まだ改善の余地はありそうだ。

ダフートが初めての“デア・クラシカー”で対峙するのが、規格外の能力を備えたティアゴだ。1試合平均105.6回のボールタッチを記録しながら、パス成功率は驚異の91.6%。対人勝率でもこのポジションでは断トツの65%を記録している。シュートアシストはダフート(7本)の倍以上の15本。攻守の切り替え役を担いながら決定的な仕事もこなしている。

【プレーメーカー】
マリオ・ゲッツェ(ドルトムント) vs ハメス・ロドリゲス(バイエルン)

長い闘病生活を克服したゲッツェはここまで7試合に先発。かつてのパフォーマンスを取り戻しつつある。以前よりもやや引いたポジションでプレーしながら2つのアシストと16本のシュートアシストを記録。ゲッツェの存在がドルトムントの攻撃の幅を広げているのは言うまでもないだろう。1試合あたりのボールタッチ数は81.5回。相手DFの間を抜くパスでチャンスを創出している。

ハメスはこの夏に鳴り物入りでブンデスリーガに参戦。負傷の影響でまだ先発出場は3試合ながら、すでに1ゴール2アシストを記録している。出場時間242分でシュート9本、シュートアシスト13本と、チャンスに絡む回数も多いフィットするまでに少し時間を要したが、ついに本領発揮となりそうだ。