Summary

  • 第11節の最注目カードは伝統の“デア・クラシカー”
  • 首位バイエルンと2位ドルトムントの勝ち点差は「3」
  • ポジション別戦力比較の11番勝負。第4回はFW編

世界中が注目するドイツ最大の一戦、ドルトムントバイエルン・ミュンヘンによる“デア・クラシカー”が11月4日(土)に行われる。勝ち点3差で迎える大一番の行方を占うべく、両チームの戦力をポジション別に分析。“11番勝負”の第4回は両チームのアタッカー陣を徹底比較する。


【右ウイング】
アンドリー・ヤルモレンコ(ドルトムント) vs アリエン・ロッベン(バイエルン)

今夏にドルトムントに加入したヤルモレンコはすぐにチームにフィットし、ここまで6試合で2ゴール2アシストを記録している。ペーター・ボス監督から主に右ウイングを任される28歳の持ち味は、高いテクニックと豊富な運動量。フィジカルも強く、対人勝率は51%を記録している。

ユップ・ハインケス監督の復帰以来好調をキープするロッベンは、層の厚いバイエルンにあっても欠かせない選手だ。今季はここまで2ゴールを挙げているほか、決定機の演出回数はリーグ2位の4回、シュートに絡んだ回数もリーグ4位の45回と攻撃に違いを生み出している。スピードに乗ったドリブルとシュートテクニックは今なおブンデスリーガトップクラスだ。

【センターフォワード】
ピエールエメリック・オバメヤン(ドルトムント) vs ロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)

オバメヤンの今季の成績は第10節を終えて10得点。開幕直後に比べると決定力にやや陰りが見られるものの、やはりその得点力は驚異的だ。今季はゴールの枠に5回も嫌われているが、決定機の数は18回と2位のレバンドフスキ(11回)に大差をつけている。特にホームゲームにはめっぽう強く、10ゴールのうち8ゴールをジグナル・イドゥナ・パークで決めている。

得点王のタイトル奪還を狙うレバンドフスキも、ここまでオバメヤンと並ぶ10ゴールを記録。前節のライプツィヒ戦では太ももの違和感を訴えて途中交代したが、“デア・クラシカー”には間に合う見込みだ。レバンドフスキがライバルよりも優っているのがシュート3本で1点という得点率の高さ。さらにチームの総得点のうちの42%を一人で決めている。これは得点力の高い選手がそろうバイエルンにあって、レバンドフスキがいかに大きな存在かを示す数字と言える。

【左ウイング】
マクシミリアン・フィリップ(ドルトムント) vs キングスレイ・コマン(バイエルン)

フィリップはここまで温存された前節のハノーファー戦を除く9試合に出場。新戦力として期待どおりの活躍を見せている。シュートに絡んだ回数はオバメヤンに次ぐ43回で、すでに2度のドッペルパックを達成。バイエルン戦でも持ち前のスピードと得点力を生かしたい。

コマンは10月31日に行われた欧州チャンピオンズリーグのセルティック戦で先制ゴールを記録。ハインケス監督の信頼に応えている。コマンの強みはチームナンバーワンの快足(最高時速34.7km)と59%の突破率を誇るドリブル。また、競り合い勝率も60%と、攻撃の選手としてはかなり高い数字を残している。ドルトムント戦でもキーマンの一人になりそうだ。