Summary

  • 好調シュトゥットガルトが残留争いから脱出
  • チームを引っ張るのは1月に電撃復帰を果たしたマリオ・ゴメス
  • ドイツ代表として今夏のワールドカップ出場を目指す

シュトゥットガルトが監督交代を機に息を吹き返した。タイフン・コルクト監督就任後の7試合でリーグトップの勝ち点17を稼ぎ、順位表でも14位から8位まで浮上。好調なチームをけん引するのはウィンターブレーク中にウォルフスブルクから電撃復帰を果たしたマリオ・ゴメスだ。32歳のベテランストライカーは第27節のフライブルク戦で2ゴールを決めて健在ぶりをアピールした。

古巣を甦らせた残留請負人

ゴメスはフライブルク戦後、「シュトゥットガルトの残留を手伝うために来た。チームは今いい方向に向かっている。自分にとってはそれがすべてだ」と話し、何よりもチームの勝利を喜んだ。これでアウェーでは2試合連続でのドッペルパック達成。チーム復帰後すでに6ゴールを挙げているが、いずれも敵地での貴重なゴールだ。サポーターはホームでの復帰ゴールを待ちわびているが、「ストライカーの仕事はゴールを決めること。それがどこであっても関係ない」と本人は全く意に介していない。

シュトゥットガルトは後半戦に入ってリーグ3位の好成績を残しており、ゴメスはチームの全12得点のうち実に7得点に絡んでチームトップのスコアポイントを記録。6ゴールもチーム最多だ。

© imago

史上4人目の記録も視野に

フライブルク戦での2ゴールでシュトゥットガルトでの通算ゴール数は69点。これはフレディ・ボビッチと並ぶクラブ歴代6位の数字だ。このまま順調にゴールを重ねて行けば、歴代5位のユルゲン・クリンスマンが持つ79点の記録に並ぶことも可能だろう。

インターナショナルウィーク明けの初戦はホームでのハンブルガーSV戦。さらにその翌週にはアウェーでのドルトムント戦を控えている。この試合でゴメスはアウェー3戦連続のドッペルパック達成に挑むが、もし決まれば1963/64シーズンのライナー・シェーンベルダー、1971/72シーズンのゲルト・ミュラー、2016/17シーズンのロベルト・レバンドフスキに次ぐ史上4人目の達成者となる。

© imago / Eibner

指揮官からも絶大な信頼を寄せられる

コルクト監督もゴメスには絶対的な信頼を置いている。「マリオはチームにとって非常に大事な選手。彼の持ち味はペナルティーエリア内で発揮されるので、彼がシュートに持ち込めるようにするのがチームとして重要になる」。一方のゴメスも指揮官への信頼を口にする。「コルクト監督になって、これだけ多くの勝ち点を取れたのはすごいこと。その大部分は監督の手腕によるものだ」

第27節を終えてチームの勝ち点は「37」。残留争いから抜け出しただけでなく、新たに欧州カップ戦の出場権争いも視野に入ってきた。しかし、ゴメスはあくまでも残留確定を最優先にとらえている。「勝ち点40までいったら一息つける。この調子を続けていけば、残留争いはしなくていいはずだ」

シュトゥットガルトでのゴール量産によって、ゴメスはスペイン戦(23日)とブラジル戦(27日)に臨むドイツ代表メンバーに選ばれた。この2試合はワールドカップ出場の切符をかけた最終テストになる可能性が高いが、本人は自信をのぞかせる。「この調子でいけば、いい位置につけられるはず。僕は今100パーセントの状態で、自信とエネルギーもある。大事なのは(ヨアヒム・レーフ)監督も同じように見てくれることだ」

© imago / DeFodi