Summary

  • 11月25日にドルトムント対シャルケのルールダービーが開催
  • シャルケFWディサントの直前インタビュー
  • 「チームが輝いてこそ、個が輝く」

ブンデスリーガ第13節2日目が11月25日に開催され、香川真司のドルトムントは本拠地でシャルケとのルールダービーを行う。この白熱必至の対戦を前に、シャルケのフランコ・ディサントがインタビューに応じている。

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――第12節ハンブルガーSV戦でPKを決めましたが、あの試合で勝利すれば、約3年ぶりにシャルケがドルトムントより上の順位に行くことを、すでに試合中に分かっていたのでしょうか?

ディサント いいえ、正直なところ知りませんでした。でも仮に知っていたとしても、それについて深く考えることはありません。先週、ハンブルク戦でPKを獲得した場合、誰がPKを蹴るか、ナルドと話していたんですが、彼は「もし自分の調子が良いと感じたら、きみが蹴るんだ」と言ったんです。我々はただ、毎日少しでも良くなるようにと努力しているだけなんです。シーズンの最後に、シャルケにとってベストな結果になるように。

――しかしシャルケファンにしてみれば、ドルトムントより上の順位に立てたのは、非常に特別な意味を持つと思います。この1週間、ファンからの熱い思いは感じましたか?

ディサント もちろんです。トレーニングの時、スーパーへ買い物に出かけた時、レストランで夕ご飯を食べている時など、出くわしたシャルケファンの誰もが、私にダービーのことを語ってきました。シャルケファンはどこにでもいるんですよ(笑)彼らは私に勇気を与えようとし、そして「いいか、今シャルケはトップフォームにある。ドルトムントを倒すチャンスがめぐってきてるんだ。今じゃなければ一体いつだっていうんだ!?」という具合に話しかけられるんです。今週末の試合が我々全員にとって特別なものであることに疑いの余地はありません。

© DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA

――ドルトムントは負けが続きプレッシャーにさらされています。このことはシャルケにとって良いことでしょうか?それとも逆に危険なサインとなるのでしょうか?

ディサント 今のドルトムントの状態が我々にとって良い影響を与えることを望んでいます。しかしドルトムントの選手が巨大なクオリティーを持っていることに間違いはありません。ただブンデスリーガでは毎試合が挑戦なんです。そもそも簡単な相手など、どこにもいません。

――ルールダービーの思い出で特に印象に残っているものはありますか?

ディサント はい、しかし試合中の一コマや、ゴールなどではありません。私が思い出すのは、私にとって最初のルールダービーとなったドルトムント戦の前、最終調整のトレーニングに、たくさんのファンが詰めかけてきたことです。まるで練習場がスタジアムのようでした。プロになって初めての経験でしたし、本当に信じられないくらいの出来事でした。

――シャルケに来てからゴールが決められない時もありました。FWに必要な精神とはなんでしょうか?

ディサント FWの選手のクオリティーは、ゴールの数で判断されます。そしてFWはゴールを決めるために生きているのです。ゴールを決められない試合が続けば続くほど、だんだん難しくなっていきます。そのことを隠す必要はありません。真実は1つ…試合でゴールを決められない間も、とにかく一生懸命トレーニングするしかないのです。そしてチームのために働き、守備のタスクももっとベターにこなさなければなりません。そうすれば、仮にゴールを決められなかったとしても、自分の存在がチームにとって重要であることを認識できます。

© DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA / Lukas Schulze

――今やあなたはチームにとって欠かせない存在となりました。ドメニコ・テデスコ監督の影響も大きいのでしょうか?

ディサント もちろん様々な要因があるかと思います。もちろん監督が私を信頼し、出場時間をたくさんもらえていることも大きいでしょう。しかし、チーム全体がこの数カ月でたくましく成長したことこそが、真実だと思います。我々は若手からベテランまでちょうど良い具合にミックスされており、誰もがクオリティーを伸ばし、その結果、チームのレベルも高まっているのです。

――レオン・ゴレツカという主力を欠きながらも、まったくレベルが落ちませんでしたね。

ディサント おっしゃる通りです。誰か1人が欠けようと、チームのレベルが下がることはないということを、全員が熟知しています。誰もが自分のためではなくチームのためにプレーしているのが、今のシャルケです。マックス・マイヤーもボランチという新境地を開拓し、他の選手も新たなポジションを見つけだしました。もちろん厳しい任務が彼らには課せられています。しかしマックスなどは自分の役目を即座に理解し、素晴らしいパフォーマンスを見せているのです。

――テデスコ監督は、誰がどのようにチームを助けられるかを熟知した監督だと?

ディサント はい、監督は個人個人のレベルを高めていますし、選手がどのポジションで最も能力を発揮できるかも分かっています。ですから、チームがこれだけ成長できたんです。こんなこと、過去数年間のシャルケにはありませんでした。「チームが輝いてこそ、個が輝く」ということを、監督はまず最初に教えてくれました。選手の誰もが、そのことを理解していると思いますよ。