Summary

  • 「モデステの代役」として期待されるケルンのコルドバ
  • 昨季はマインツでリーグ戦29試合に出場して5ゴールを記録
  • 前任者との比較にも本人は「プレッシャーは感じない」と話す

コロンビア出身のFWジョン・コルドバは、これまでハメス・ロドリゲスと同じユースアカデミーの出身であることが強調されたり、ディディエ・ドログバと比較されたり、アントニー・モデステの代役だと言われたりしてきた。だが、本人は自らの力で真の評価を勝ち取りたいと考えている。

夏の移籍市場で活発な動きを見せたケルンは、ホルヘ・メレやジョアン・ケイロスを補強して守備陣を強化したが、今夏の補強において最も話題を呼んだのはコルドバの獲得だった。コルドバは昨季25ゴールを挙げたモデステの穴を埋める存在としてマインツから加入。しかし、本人は自分を「モデステの代役」だとは思っていない。

コルドバはまだ24歳になったばかりだが、これまで複数のクラブで多くの経験を積んでいる。コロンビア西部の町イツミナで生まれ、メデジンにあるエンビガドのユースアカデミーで成長。この夏にバイエルン・ミュンヘンに加入したハメス・ロドリゲスと同じアカデミーの出身である。

その後、メキシコとスペインのクラブを経て2015年にマインツに加入したが、186センチの長身を誇るコルドバの才能が開花したのはマインツに来てからだった。合宿地のオーストリアでインタビューに応じたコルドバは、ドイツにやってきた理由について「前からテレビでブンデスリーガの試合を見ていた。ドイツに行くのはいい考えだと思ったんだ」とコメントしている。

マインツでは2シーズンを過ごし、欧州リーグ(EL)にも出場。アリアンツ・アレーナでペップ・グアルディオラ率いるバイエルンから決勝ゴールを奪ったこともある。恵まれた体格から、「コロンビアのドログバ」とのニックネームも付いた。そして今夏、ケルンに活躍の場を移した。

© gettyimages / Christof Koepsel

モデステは2年間の期限付き移籍で中国の天津権健へと去った。当然ながらコルドバは新たな前線の柱として活躍が期待されている。同じストライカーとしてモデステとの比較は避けて通れないが、モデステが32試合で25ゴールを挙げたのに対し、コルドバは29試合で5ゴールと決定力には大きな差がある。

しかし、コルドバは「モデステの代役」と見なされることに重荷を感じていないという。「モデステがゴールを量産していたのは知っているけど、僕は僕以外の誰にもなれないし、自分のやり方でやる。だからプレッシャーは感じない」。一方でコルドバはこうも付け加えた。「ゴールをたくさん決めたい。僕の得点が多ければチームは良い成績を収められる。昨季より上の順位で終われたらいいね」

モデステの退団はケルンにとって大きな穴かもしれない。しかし、コルドバの長所を考えると、ケルンのサッカーにもうまくフィットできるだろう。ペーター・シュテーガー監督が好む4ー4ー2システムにおいて、両翼を担うコンスタンティン・ラウシュとマーセル・リッセのクロスボールは大きな武器だが、コルドバにはそのクロスのターゲットとなれる高さと強さがある。

「ボールを出せば得点を決めてくれる」と周囲から絶大な信頼を寄せられていたドログバと同様、コルドバもケルンにとってのドログバやモデステになれる可能性はある。2017/18シーズンもケルンのサポーターが多くのゴールに歓喜できるかどうかは、新エースの出来に懸かっている。

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