Summary

  • ケルンが第24節のライプツィヒ戦で逆転勝利
  • 17位のハンブルガーSVと勝ち点で並ぶ
  • 16位マインツとの勝ち点差は「7」

2月25日に行われた第24節、ライプツィヒに0ー1とリードを許していたケルンは、後半のわずか7分間で試合をひっくり返し、ブンデスリーガ残留へ向けて再び希望の火をともした。

試合終了後、決勝点を挙げたレオナルド・ビッテンクールトは次のように語った。「前半で0ー3か0ー4になっていてもおかしくなかった。18位のチームが後半にやり遂げたことを考えると感服する。先制されながら、追いついて逆転できたというのは非常に重要なことだ」

順位はいまだ最下位。昇降格プレーオフに回る16位マインツとの勝ち点差は「7」ある。しかし、今回の逆転勝利によりシュテファン・ルーテンベック監督率いるケルンは17位のハンブルガーSVとついに勝ち点で並んだ。昨年8月の第2節以降、初めて勝ち点で他のチームに並んだことは心理的に大きなモチベーションになるはずだ。

2018年の成績だけを見ればケルンの順位は堂々5位。ウィンターブレーク前のチームとは明らかに様変わりした。2017年末まではわずか「6」だった勝ち点も、今年に入ってからは3勝2分け2敗で「11」ポイントを獲得している。

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ルーテンベック監督は「ハンブルクと勝ち点で並ぶことができた。いい方向に進んでいるし、我がチームを誇りに思う。0ー1で負けている状況から後半に逆転できたというのは称賛に値する」とチームの頑張りを評価しつつ、「だが、まだ何も成し遂げていない。また次の試合に集中しなければならない」と気を引き締めていた。

ホームに12位シュトゥットガルトを迎える次節は十分に勝算がある。また、16位のマインツと17位のハンブルクが直接対決によって勝ち点を奪い合うことも考慮すると、上のチームと勝ち点差を縮める大きなチャンスと言える。

もっとも、DFのフレデリク・ソーレンセンは自分たちの試合のことしか考えていないと強調する。「自分たちが負けてしまっては、(マインツが負けても)マインツとの勝ち点差は縮まらない。だから、毎試合が決勝だと思っていなければならない。その結果、どうなるかということだ。3月4日のシュトゥットガルト戦もそのつもりで戦う。勝たなければならない試合だとみんなが分かっている。勝てるようにやるだけだ」

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今季前半戦のケルンは完全に自信を失っていたが、現在はその呪縛から解き放たれ、選手個々の調子も上がってきている。冬の移籍市場でシュトゥットガルトから加入したジモン・テロッデはすでに5ゴールを挙げている。ニースから加入したバンサン・コジエロは中盤でいいアクセントとなり、ライプツィヒ戦ではブンデスリーガ初ゴールを記録した。さらに、ケガから復帰したビッテンクールトが決勝ゴールをマーク。ベテランのマーセル・リッセとヨナス・ヘクターも復調を果たしている。

勝ち点7差というのは簡単に縮まる数字ではないが、マインツは過去12試合でわずか2勝、ハンブルクは過去9試合で勝ち点2しか手にしていない。後ろから追いかけてくるチームに不安を覚えているはずだ。

現在のケルンは昨季の危険なチームに戻ったようだ。順位表では最下位でも、自信を持って戦っているという意味では、順位表の1番上に立っているチームと言えるかもしれない。あれほど危機的状況に陥りながら、残留という大胆不敵な夢を見ているチームだ。戦わずして諦めることは絶対にないだろう。

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