ウニオンの守護神が同点ゴール!ブンデスリーガGKたちの得点を振り返る

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ハンブルガーSVやレーバークーゼン、バイエルン・ミュンヘンなどでプレーした元ドイツ代表ハンスヨルク・ブットが、キャリアで計26本のPKを決め、ブンデスリーガで最も多くのゴールを決めたGKであることは広く知られているだろう。しかしPKというビッグチャンスを除けば、最後尾でゴールを守る守護神たちが試合で得点を決めるシーンは、極めて稀だ。(※本稿では以下、「PK以外」という条件で話を進めていく)

ブンデスリーガ史上初のGKゴールは、1980年に2部フュルト所属ローラント・カストナーによってもたらされた。しかし同選手はGK登録であるものの、その試合の後半にフィールドプレーヤーとして途中出場を果たしており、ゴールはその時に生まれたもの。また通算3度目のGK得点を記録した1986/87シーズンのハンス・ヴルフ(ハノーファー)も同様に、本職はGKでありながらフィールドプレーヤーとして試合途中に投入された時にゴールを決めた。彼らと違い、試合中もGKのポジションを務めながら得点を奪ったのは、1984/85シーズンのヴィルヘルム・フクスホルン(ダルムシュタット)が史上初めてだった。

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