ウォルフスブルクの新司令塔
ウォルフスブルクがマラガ(スペイン)からスペイン人MFイグナシオ・カマーチョ(27)を獲得した。マルセイユ(フランス)に移籍したルイス・グスタボの後釜として期待される。
年代別のスペイン代表で数々のタイトル獲得
戦術理解力が高く、マラガではキャプテンも務めていたカマーチョの獲得について、ウォルフスブルクのオラフ・レッベSDは、「移籍が決まってとてもうれしい。彼は常にチームのために動くチームプレーヤーで、絶対的なリーダーとして成長してきている」とコメントしている。身長183センチのカマーチョは体の使い方がうまく、天性のリーダーシップを持ち合わせた選手だ。
サラゴサで生まれ、サラゴサとアトレティコ・マドリードのカンテラで育ったカマーチョは、その才能を早くから見込まれていた。2007年にはUー17欧州選手権で優勝。その翌年にアトレティコでプロデビューを果たした。度重なるケガの影響もあってアトレティコではレギュラーの座を獲得できなかったが、2011年冬にマラガへと移籍すると大きく才能が開花。以降は中盤に欠かせない選手となった。
2013年にはUー21欧州選手権を制し、翌年にドイツ代表との親善試合でA代表デビュー。そんなカマーチョにはプレミアリーグのクラブからも獲得のオファーが届いていたが、最終的にはウォルフスブルクが獲得に成功した。