Summary

  • ウォルフスブルク、ベルギー代表FWオリジの独占インタビュー
  • 夏季移籍の締め切り直前に加入し、ここまでチーム最多の4得点
  • 22歳の若さでフランス、イングランド、ドイツのトップリーグを経験

今夏リバブール(イングランド)からウォルフスブルクに期限付きで加入したベルギー代表FWディボック・オリジ(22)は、ここまでブンデスリーガ11試合に出場し、チームトップタイの4ゴールをマークしている。当サイトは同選手に独占インタビューを行い、長く続いたチームの連続引き分けや同じストライカーのマリオ・ゴメスについて、これまで所属した欧州トップリーグの比較などについて聞いた。

ーーオリジ選手、ウォルフスブルクは7試合連続でドローに終わり、もう1試合でブンデスリーガの連続引き分け記録を更新するところでした。しかし、第12節のフライブルク戦でようやく勝利を収めましたね。これまでのキャリアの中で7戦連続引き分けというようなことはありましたか?

オリジ いいえ、このように連続で引き分けるのは初めてでした。複雑な心境でしたよ。大概の場合、勝ち点1を獲得することは悪い結果ではありません。でも、僕たちは試合に勝ちたかったんです。合計しても勝ち点は少な過ぎましたが、チームはまた一歩、成長したと思います。幸運にもフライブルク戦でようやく勝利できましたしね。

ーーこの期間、マーティン・シュミット監督は常にチームに「これは未勝利記録ではなく、不敗記録なんだ。このチームは容易には倒されない」と力強く話していたそうですね。

オリジ その通りです。僕たちにとって難しい状況ではありした。バイエルン(2ー2)とシャルケ(1ー1)、レーバークーゼン(2ー2)とは非常にタフなアウェー戦だった。それでも、これらの試合で自分たちの特長を見せることができたと思います。いくつかの試合では運がわずかに足りませんでしたね。でも、チームはこの引き分けの連続をポジティブに変え、正しい道を見つけることができました。

ーー フライブルク戦で引き分けがストップし、その後は連勝へと切り替えたかったはずです。しかし、次のアウクスブルク戦は11分にDFマクシミリアン・アーノルドが退場したこともあり、1ー2で敗れました。この敗戦については?

オリジ もちろん、アウクスブルク戦は皆ががっかりしました。その週、自分たちは特にハードワークをしていましたし......。サッカーではいつも予想だにしないことが起こり得ます。アウクスブルク戦では早過ぎた退場の対応に追われました 。それでも、この試合から僕たちは多くのことを学ぶことができたと思います。

ーー例えば、どのようなことを学んだのでしょうか?

オリジ この状況下でアウクスブルクのような攻撃的に出てくるチームと対戦することは、大きなチャレンジでした。今後、似たようなチームと対戦することもあるでしょう。アウクスブルク戦は僕たちの成長にとっては役に立ちましたよ。

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ーーオリジ選手は夏季移籍市場が閉まる直前にウォルフスブルクに移籍したため、新しい環境に慣れる時間は少なかったと思います。いかにしてこれほど早く、チームにフィットしたのでしょうか?

オリジ 外国に来たことはこれが初めてではありません。すでに経験がありました。15歳で故郷ベルギーからフランスのリールへ移籍し、新しい言葉も勉強しないといけませんでした。その後はイングランドへ行きました。リバプールではドイツ人のユルゲン・クロップが監督だったこともあり、少しだけドイツ文化を知ることもできました。僕はとてもオープンな性格で、常にハードワークを心掛けています。こういったところが、ドイツの人々にも受け入れられたのではないでしょうか。

ーー現在までに4得点を挙げ、ダニエル・ディダビ選手とともにチームの得点ランキングトップに立っています。シュミット監督はオリジ選手が少なくとも10〜12ゴールを決められると言っていますが、ご自身の目標は?

オリジ どれだけゴールを決めたいか目標はあるのですが、それは自分だけの秘密です(笑)

ーーこれまでの11試合のご自身の成績については満足されていますか?

オリジ 僕はいつも目標を高く設定したり、ハードルを高く上げています。だから、これまで 100%満足した試合はありません。常に向上したいと思っているんです。

ーーブンデスリーガでデビュー後、攻撃的ポジションならどこでもプレーできると仰っていました。最初の試合では1トップでしたが、マリオ・ゴメス選手の復帰により現在は右サイドでプレーしていますね。どのボジションが一番好きですか?

オリジ シーズン始めに言った通り、攻撃的ポジションであればどこでもプレーすることができます。でも、将来的には真の9番(センターフォワード)になることを考えています。ウィングでプレーすることは、自分の成長にとって良いことです。いくつかのポジションでプレーできることは、とても重要ですから。右ウィングで出た最初の試合はとてもうまくいきました。ヘルタと3ー3で、1ゴール1アシストをマークしましたからね。

ーーゴメス選手とのピッチ内外での関係性はいかがですか?

オリジ ゴメス選手はトップのストライカーであり、ゴールを量産できることを証明してきました。トレーニングでは毎回、彼の豊富な経験、サッカーでどれほどのことを体験してきたのかを感じることができます。ウォルスフスブルクで彼と一緒にプレーできてうれしいです。彼はゴールマウスがどこにあるか知っていますし、僕も含めてチーム全体が彼の能力から得るものがあります。

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ーーウィンターブレーク前に4試合が残っています。今週末の日曜日にはメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)をホームに迎え、ハンブルガーSV、ライプツィヒ、ケルン戦が続きます。クリスマス前にどれくらい勝ち点を獲得したいですか?

オリジ 僕たちは野心を抱き続けなければいけません。良い結果を得られると思ってます。クオリティーの高いチームと対戦しますが、僕たちもそのクオリティーを持ってると思います。クリスマス前にどれだけ勝ち点を獲得するか言うことはできませんが、最大限のポイントが欲しいですし、そのために全てを出します。

ーーウォルフスブルクでの個人的なシーズン目標は何でしょうか? 当然、残留争いは避けたいですよね?

オリジ 個人的には自分自身が成長したいです。常に前へ一歩。自分が常に良くなっていくことを感じています。これまでの4得点、全てを違うポジションから挙げたことは ポジティブです。今後はチームにとってより重要な存在になりたい。チームワークは良くなってきていますし、チームとして自分たちのことをより信じるようになってきました。

フランスはテクニック、ドイツとイングランドはフィジカル

ーーオリジ選手は現在22歳ですが、すでにヨーロッパの3つのトップリーグでプレーしてきました。リーグ・アン、プレミアリーグ、ブンデスリーガのそれぞれの特徴を教えてください。

オリジ フランスはテクニックがブンデスリーガよりも重要になってきます。ドイツはより攻撃的なので、フランスよりもフィジカルが大事になってきますし、スター選手がたくさんいますね。イングランドはドイツよりもさらにフィジカルが強いですし、もちろん超スター選手がたくさんいます。これらトップの3リーグで、そして現在はドイツでプレーすることができてうれしいです。ブンデスリーガについては良い意味で驚いています。

ーーどのような点が良い意味で驚きだったのでしょうか?

オリジ このリーグの“精神”が気に入りましたし、ここではサッカーが生活に根付いていて、素晴らしいファンと素晴らしいスタジアムがある、とでも表現しましょうか。雰囲気は唯一無二のものですし、リーグは素晴らしくオーガナイズされています。これら全てのことに感動しました。

ーーウォルフスブルクでの背番号は「14」ですが、この番号は以前、同じベルギー代表のケビン・デブライネがつけていました。彼の番号を選んだのでしょうか

同郷のデブライネはウォルフスブルクで大活躍し、マンチェスター・シティへ移籍した

オリジ 本当は僕の好きな数字は「27」なんですが、ウォルフスブルクではすでに他の選手(アーノルド)が使用していました。「17」と「7」も使われいたので、クラブが僕に「14」を薦めてきたのです。でも、後になってこの番号はケビンが使ってたと教えてくれたんですよ。ケビンは僕とは全く違うタイプの選手ですが、彼の番号を継承させてもらったのは良い気分です。

ーーリバプールから1年の期限つきでの移籍となっています。もっと長くここに残るということも考えられますか? 来季もウォルフスブルクでプレーすることを想像できるでしょうか?

オリジ もちろんです。サッカーではあらゆることが起こり得ます。両チームの合意ではシーズン終了後にレンタル契約が切れ、僕はリバプールに戻ることになるでしょう。リパプールのファンとも良好な関係ですから。でも、先ほど言ったように、未来のことは分かりません。現在はウォルフスブルクにいてとても幸せですし、成長を遂げています。フィットしていますよ。