Summary

  • 指導歴6クラブ目のラバディア監督
  • 長期離脱者がようやく戦列復帰
  • シュマトゥケCEOの補強戦略

長期離脱者の復帰とヨルク・シュマトゥケCEOの補強戦略――ウォルフスブルクのファンが2018/19シーズンを心待ちにする理由とは?

1)指導歴6クラブ目のラバディア監督

2月下旬、マーティン・シュミット監督の突然の辞任により、急遽そのバトンを引き継いだのはブルーノ・ラバディア監督。ウォルフスブルクはその後もなかなか浮上のきっかけを掴めず、2シーズン連続で入れ替え戦に臨んだものの、ブンデスリーガ2部3位ホルシュタイン・キールを相手に、ホームとアウェーいずれも勝利し残留を勝ち取った。ハンブルガーSVシュトゥットガルトレーバークーゼン、フュルト、ダルムシュタットなど、すでに指導歴は6クラブ目となり、ラバディア監督が培った経験は申し分ない。来たるシーズン、ベテラン指揮官は近年低迷の続くウォルフスブルクを好成績へと導けるだろうか。

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2)長期離脱者がようやく戦列復帰

ジョンアンソニー・ブルックス、フェリックス・ウドゥオカイ、マーセル・ティッサーランド、ジェフリー・ブルマ、ヤニック・ゲアハート、ゼバスティアン・ユング、イグナシオ・カマーチョ、ヤクブ・ブワシュチコフスキ…昨季のウォルフスブルクでは主力の大半が負傷による長期離脱を経験し、先述の8人全員が少なくともシーズンの4分の1を棒に振っている。しかし今夏プレーシーズン中には彼らもようやく完全復帰を果たす模様。ブンデスリーガ屈指の厚い選手層の中から先発11人を選ぶという、ラバディア監督にとってはうれしい悩みが出てきそうだ。

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3)シュマトゥケCEOの補強戦略

ウォルフスブルクは今シーズンからヨルク・シュマトゥケ氏をスポーツ担当CEOに、そしてフィールドプレーヤーとしてはクラブの歴代最多出場記録を持つマーセル・シェーファーをスポーツディレクターにそれぞれ任命。特に前者はハノーファーケルンで敏腕を振るい、中~下位をさまよっていた両クラブを欧州リーグ(EL)へ出場させるまでに育てあげた。早速今夏はシュトゥットガルトからダニエル・ギンツェック、昨季エールディビジ18得点のボウト・ベグホースト、ハノーファーからフェリックス・クラウスなど、前線を中心に手堅い補強を進めており、放出は期限付きで加入していたディボック・オリジと、ナニーランドリー・ディマタのみ。ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)優勝を果たし、欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝に辿りついたかつての強さが戻ってくるのは、もう間もなくかもしれない。