1月6日に18歳の誕生日を迎えたハンブルクのアープ - © gettyimages / Martin Rose
1月6日に18歳の誕生日を迎えたハンブルクのアープ - © gettyimages / Martin Rose
ブンデスリーガ

「試験」と「残留」の二足の草鞋。文武両道に大忙しのアープ

ブンデスリーガ残留を目指すハンブルガーSVはスペインのへレスでキャンプを行っている。そこに教科書を持ち込んで参戦しているのが、前半戦でブレイクを果たしたヤンフィーテ・アープだ。

不振が続くチームの希望の光

アープは1月6日に18歳の誕生日を迎えたばかり。「チームメートに囲まれて過ごす誕生日も悪くないね」と笑顔を見せる若者は、春にアビトゥーア(大学入学資格試験)を控えてサッカーと勉強の両立に励む日々を過ごしている。時には3部練習が行われる日もあるが、「(アビトゥーアは)大変だけどうまく進んでいると思う。試験まで4カ月あるから大丈夫」と頼もしい。

アビトゥーアの合格とともにアープに課されているのがチームのブンデスリーガ残留だ。2000年代生まれの選手として初めてブンデスリーガデビューを果たし、クラブ史上最年少ゴールも決めた若武者にかかる期待は大きい。そのことは本人も十分に自覚している。「後半戦の戦いが簡単にいかないことは分かっている。キャンプではここまで順調にきているので、もう少し上積みして勝ち点を取りにいきたい」

ハンブルクは前半戦を終えて勝ち点15の17位。不振が続くチームにあって、アープの存在はサポーターにとって数少ない希望となっている。ブンデスリーガでのプレーはまだ578分にすぎないが、人気面ではすでにクラブレジェンドのウベ・セーラーやホルスト・ルベッシュ、マンフレッド・カルツに匹敵するほど。カルツ氏はサポーターの心をわしづかみしたティーンエージャーを、「彼は他の選手にないものを持っている。積極的で全力でぶつかっていく。得点力と視野の広さ、あの年齢にしてクレバーさもある」とベタ褒めする。

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