Summary

  • 新戦力加入で攻撃陣に厚み
  • 大量の選手放出もなし
  • 守護神移籍も来季の正GK候補たちは経験豊富

初昇格から7シーズン連続でブンデスリーガ残留を達成し、すでに夏の移籍市場でも積極的に動いているアウクスブルク。守護神マービン・ヒッツがドルトムントに移籍してしまったものの、アウクスブルクのファンが2018/19シーズンを心待ちにする理由とは?

1)攻撃陣に厚みをもたらす新戦力

オフ突入直後から補強に奔走したシュテファン・ロイターSD。今夏獲得された選手の中でも、注目はやはりアンドレ・ハーンとユリアン・シーバーだろう。アウクスブルクの素早い切り替えを軸とするサッカーを支えたハーンは2014年にメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)へ移籍し、そこで欧州チャンピオンズリーグ(CL)など国際舞台での経験を手にしており、またシーバーもシュトゥットガルト、ドルトムント、ヘルタ・ベルリンを渡り歩いてきた即戦力。さらにどちらの選手もワントップ、ツートップ、サイドなど複数ポジションをこなすことができるため、マヌエル・バウム監督にとっては戦術の幅が広がる良い補強となったはずだ。

2)熟練のチームワーク

現時点でフィールドプレーヤーの放出は、今季ブンデスリーガ17試合出場のダニエル・オパレと、同6試合のゴイコ・カチャルというたったの2人。ジェフリー・グーベレーウ、ダニエル・バイヤー、カイユビ、フィリップ・マックスなど主力は軒並み契約を延長し、新加入のハーンも古巣への帰還ということでこのクラブを熟知している。また今夏はFIFAワールドカップ・ロシア大会があるものの、これに参加する選手は韓国代表ク・ジャチョルとアイスランド代表アルフレズ・フィンボガソンのみとなっており、バウム監督が“チームの融合”に頭を悩ませる時間はさほど多くない。

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3)2人の守護神候補

5シーズンにわたってゴールマウスを守ってきたマービン・ヒッツという絶対的守護神がこの夏ドルトムントへ旅立っていったが、アウクスブルクGKの選手層はもともと薄くない。ボーフムでリーグ戦157試合に出場し、1対1のシーンで神がかり的な反応を幾度となく見せてきたアンドレアス・ルーテ、そしてレーバークーゼン、フォルトゥナ・デュッセルドルフ、シャルケでブンデスリーガ出場経験を持つファビアン・ギーファーが、来季正GKの座を虎視眈々と狙っている。