Summary

  • ブンデスリーガ第11節2日目、ドルトムント対バイエルンの「デア・クラシカー」開催
  • 過去の名場面を動画で紹介
  • コラーのGK代役、ゲッツェの古巣帰還…etc

ブンデスリーガ第11節2日目が11月10日に行われ、香川真司が所属するドルトムントは本拠地でバイエルン・ミュンヘンとの「デア・クラシカー」に臨む。これまで数々の名場面を生みだしてきた伝統の一戦を控え、過去の「デア・クラシカー」からベストシーン10個を厳選。トップ10のランキング形式で紹介する(上部動画の音声は独語、以下は説明文)。

※「デア・クラシカー」四半世紀の熱戦をプレーバック、はこちら

【10位】

ミュンヘンのオリンピア・シュタディオンで驚きを禁じ得ない光景が見られた。バイエルンのGKジャンマリー・プファフをかわしたフランク・ミルの目の前に広がるのは無人のゴールだけ。そんな中、ミルの心に油断が生じたのだろうか。同選手はドリブルでゴール方向に持ち運び、プファフが戻ってきたところで右足を振り抜くも、ボールは右ポストを直撃。結局試合は2ー2の引き分けで終わり、バイエルン相手に開幕戦で勝利を飾るという絶好の機会を、ドルトムントは逃してしまった。

【9位】

当時バイエルンが本拠地としていたグリュンヴァルダー・シュタディオンに集まった観客は、史上まれに見るゴールショーに酔いしれた。同クラブの礎を築いた3選手が活躍したこの試合は、フランツ・ベッケンバウアーが1ゴール、現会長のウリ・ヘーネスが2ゴール、さらに“爆撃機”ことゲルト・ミュラーが4得点を決め、バイエルンが11ー1の歴史的大勝。これは「デア・クラシカー」における最多得点差ゲームとして、今なお語り継がれている。

【8位】

「デア・クラシカー」が真の意味で世界中のファンから注目されるようになったのは、ユルゲン・クロップ監督がドルトムントを率いるようになってからだ。カリスマ指揮官に率いられたチームはリーグに旋風を巻き起こし、2010/11シーズンに4度目のブンデスリーガ優勝を達成。翌2011/12シーズンも残り5試合の時点で2位バイエルンに勝ち点3差をつけて首位を走っていた。そして迎えた第30節、ケヴィン・グロスクロイツがエリア手前からシュートを放つと、コース上にいたロベルト・レバンドフスキがヒールで軌道を変えてゴール。これが決勝点となり、ドルトムントは宿敵との天王山で1ー0の勝利を飾った。

【7位】

2009/10シーズン、ルイ・ファンハール監督の下でトップチームに定着した若きトーマス・ミュラーは、同シーズン第5節の「デア・クラシカー」に後半から出場。すると78分に相手のクリアミスを逃さずブンデスリーガ初ゴールを決め、さらにその10分後には豪快なミドルシュートで追加点を挙げた。今では誰もが“バイエルンの顔”と認めるミュラーだが、彼にとっての「デア・クラシカー」は、プロとして生きていくための自信を植え付けてくれた場所でもある。

【6位】

2013年11月23日、ドルトムントの本拠地ジグナル・イドゥナ・パークで行われた“デア・クラシカー”は、かつてないほどの殺気に満ちあふれていた。下部組織からドルトムント一筋だったマリオ・ゲッツェが、バイエルンの選手として初めて故郷に帰還したからだ。ファンから「裏切り者」と呼ばれた彼は、この試合で先発から外れたものの、後半からアップを開始。しかし身の安全を守るため、通常のピッチ脇ではなく、ロッカールームからグラウンドへつながる通用口でウォーミングアップをしなければならないほどだった。ゲッツェは大ブーイングの中、56分に登場すると、それからわずか10分後にトゥキックで先制弾をマーク。結果、3ー0でバイエルンが勝利している。

【5位】

2011/12シーズン第30節、ドルトムントに先制点を奪われたバイエルンは同点を目指し攻勢に出る。そんな中、アリエン・ロッベンがロマン・バイデンフェラーに倒されPKを獲得したものの、ロッベン自ら蹴ったこのPKはバイデンフェラーが完璧にセーブ。ロッベンはその直後にも同点の絶好機を迎えたが、至近距離からのシュートは大きく枠を外れ、ドルトムントに白星を献上することになってしまった。

【4位】

20002/03シーズンの「デア・クラシカー」では、ヤン・コラーがGKの代役として活躍。イェンス・レーマンが2枚の警告を受け退場となり、その時点でドルトムントは交代枠をすべて使い切っていたため、その役目はコラーにまわってきた。GKとしてのプレー時間は約25分間あったが、コラーは長身を生かし相手のセンタリングをことごとくキャッチ。またボックス内から放たれた強烈なシュートも防ぐなど、その姿はまさしく“守護神”だった。

【3位】

1997年4月19日に行われた一戦では、2人のドイツ代表選手による小競り合いが起こった。ドリブルでボールを運ぶアンドレアス・メラーの肩をローター・マテウスが引っ張った際に、メラーは主審にファウルをアピール。これが癇に障ったのか、マテウスは「肩を引っ張ったくらいで泣き言を言うな」と言わんばかりに、メラーに対して泣き虫のジェスチャーをした。

【2位】

2010/11シーズン後半戦、ドルトムントはヌリ・シャヒンらのゴールで、バイエルン相手に3ー1の白星を飾った。すると試合後、歓喜の輪に飛びついたシャヒンの腕が、ユルゲン・クロップ監督の顔面を直撃。指揮官がかけていた眼鏡は無残に破壊されてしまったが、後に優勝を飾ったシーズンということもあり、記念として現在その眼鏡は本拠地ジグナル・イドゥナ・パーク併設のクラブ博物館で展示されている。

【1位】

99年に行われた「デア・クラシカー」で、バイエルンの正GKオリバー・カーンが大暴れした。裏へ飛び出してきたステファヌ・シャピュイサにカンフーキックをお見舞いしようとしたことに始まり、メラーの顔を小突く、ハイコー・ヘアリッヒ(現レーバークーゼン監督)の顔に噛みつかんばかりの勢いで迫るなど、終始闘志をむき出しにしながらプレーしていた。