Summary

  • ブンデスリーガ第28節、バイエルン対ドルトムント
  • バイエルンは今節にも優勝が決まる可能性がある
  • これまでバイエルンはアリアンツ・アレーナで優勝を決めたことがない

インターナショナルウィーク明けの3月31日、ブンデスリーガ第28節でバイエルン・ミュンヘンドルトムントの「デア・クラシカー」が行われる。世界中が注目する伝統の一戦は今回、別の意味でも大きな注目を集めている。バイエルンが初めてアリアンツ・アレーナでリーグ優勝の瞬間を迎えることになるかもしれないからだ。

バイエルンはこれまでブンデスリーガ最多26回の優勝を誇り、2005年にアリアンツ・アレーナが完成してからもすでに8回の優勝を飾っている。しかし、なぜかホームで優勝決定の瞬間を迎えたことがない。

ライプツィヒと敵地で対戦した前節も優勝決定の可能性があったが、2位シャルケと3位ドルトムントがともに勝利したことで優勝は持ち越し。結果として、アリアンツ・アレーナで初めて優勝決定の瞬間を迎えるチャンスが巡ってきた。GKスベン・ウルライヒは「当然だけど、できるだけ早く優勝を決めたいと思っている。ドルトムントに勝って優勝が決められるよう願っているよ」と意気込む。

バイエルンの優勝決定の条件は、まずデア・クラシカーの3時間前に行われるシャルケ対フライブルクでシャルケが引き分け以下で終えること。その上でバイエルンがドルトムントを下せば史上初のブンデスリーガ6連覇が決まる。

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前節で優勝が決まらず、ペップ・グアルディオラ時代に打ち立てた最速記録に並ぶことはできなかったが、ユップ・ハインケス監督は2012/13シーズンに自らが打ち立てた第28節での優勝決定を再び実現する可能性がある。そう、バイエルンが三冠を達成したシーズンだ。

早期のリーグ優勝決定は史上2度目の三冠に向けていい前兆になるだろう。ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)準決勝のレーバークーゼン戦、欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のセビージャ戦を含む数週間の過密日程を選手を入れ替えながら余裕を持って戦えるからだ。

今後数週間にわたって続くハードスケジュールについて、マッツ・フメルスは「素晴らしいけど非常に難しい状況になる」と気を引き締める。今回のインターナショナルウィークで親善試合を戦った代表選手たちにとってはなおさら休息時間は短い。「CLとDFB杯で勝ち進めば本当の試練になる。当然、それを楽しみにしているし、望んでもいるけど、肉体的には厳しい挑戦になる」

ドルトムントは昨年12月のペーター・シュテーガー監督就任以来、リーグ戦で12戦無敗とチームの立て直しに成功。監督交代時に8位だった順位も現在は2位と勝ち点1差の3位まで浮上している。シュテーガー監督はライバルが目の前で優勝を決めるのを阻止したいと考えている。「我々は12試合を戦って1敗もしていない。ミュンヘンでのお祭り騒ぎに手を貸すつもりはないし、バイエルンが優勝を祝う場には絶対にいたくない」

バイエルンが初めてアリアンツ・アレーナで優勝の瞬間を迎えるのか、それともドルトムントが意地を見せるのか。運命の一戦が近づいている。

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