リベリはドルトムントとの“デア・クラシカー”で全盛期を彷彿とさせる活躍を見せた - © DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA
リベリはドルトムントとの“デア・クラシカー”で全盛期を彷彿とさせる活躍を見せた - © DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA

若返ったリベリがバイエルンをけん引

「我々の中ではリベリは34歳ではなく27歳という認識で一致している」。ドルトムントとの“デア・クラシカー”を前に、バイエルン・ミュンヘンのカルロ・アンチェロッティ監督はそう話していた。だが、ライバルを4ー1で撃破した一戦でリベリは27歳どころか26歳まで若返っていた。今季のクラブ最速となる開始4分での先制弾は、リベリにとって8年前のアイントラハト・フランクフルト戦(開始3分でゴール)に次ぐスピード記録だった。

アンチェロッティ監督から思わぬ誕生日プレゼント

リベリはドルトムント戦の前日に34歳の誕生日を迎えたが、ピッチ上で躍動する姿は全盛期そのままだ。デア・クラシカーでは両チーム最多となる39回のスプリントを記録。これにはドルトムントの18歳、クリスティアン・プリシッチもかなわなかった。

74分に交代を告げられた時のアクションからは、まだまだ体力が残っていることが見て取れた。それは同時に、「大事な試合では自分が先頭に立ってチームを引っ張るんだ」という気持ちの表れにも見えた。アンチェロッティ監督はそんなリベリを抱きしめ、頬にキスをした。とっさのリアクションについて指揮官は、「フランクのパフォーマンスは素晴らしかった。誕生日だったから軽くキスを贈ったのだよ(笑)」とニヤリとしながら説明した。

「リベリ! リベリ!」の大合唱の中、ピッチを後にしたリベリは、「監督とはとてもいい関係を築けている。大きな自信を与えてもらっているし、彼の下でプレーするのは本当に楽しい」と上機嫌だった。アンチェロッティ監督は先日、リベリの母国フランスの新聞で、「フランクとふざけ合うのはとても楽しいよ。彼はイタリア語が少しできるからね」と明かしたが、リベリについて興味深いことも語っている。「かつて彼にこう話したことがある。『君はフェラーリのようなものだ。そして私は毎日フェラーリを運転することはできない』とね」

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