Summary

  • ブレーメンとハンブルクが激突する注目の“北部ダービー”
  • ブレーメンのキーマンは今季5ゴール6アシストのクルーゼ
  • ハンブルクはチーム内得点王のコスティッチが鍵を握る

ブレーメンハンブルガーSVが激突する通算108回目の“北部ダービー”。この一戦でキーマンとなりそうなのがマックス・クルーゼ(ブレーメン)とフィリップ・コスティッチ(ハンブルク)だ。両選手は監督交代を機に調子を上げ、チームトップのスコアポイントをマークしている。

ゴールもアシストもできる万能FWクルーゼ

今季のクルーゼは昨年9月の負傷で序盤戦4試合を欠場し、その影響からかなかなか調子が上がらなかった。しかし、アレクサンダー・ヌーリ前監督の後任を任されたフローリアン・コーフェルト監督の下で完全復活。第10節までゼロだったスコアポイントは、新監督就任後の出場12試合で11ポイント(5ゴール6アシスト)まで上昇した。とりわけ第12節のハノーファー戦でのハットトリックは圧巻だった。

クルーゼはザンクト・パウリ、フライブルク、ボルシアMG、ウォルフスブルクといくつものクラブを渡り歩いてきたが、過去6シーズンは常にチーム最多のスコアポイントを記録してきた。決定力の高さだけでなく、少し下がった位置からチャンスメークできるのが強み。それはブンデスリーガ206試合で62ゴール63アシストという数字にも表れている。今季42本のシュートアシストはもちろんチームトップだ。

© gettyimages / Stuart Franklin

コスティッチのドリブルはハンブルクの武器

対するコスティッチもクルーゼと同様にケガにブレーキをかけられ、昨年9月はリーグ戦4試合を欠場。それでもフィジカル面が万全の状態に戻るとコンスタントにゴールを決めるようになり、ここまでチームトップの4ゴール、48本のシュートを記録している。

開幕からの19試合で37本のシュートを放ちながら2ゴールとフィニッシュの精度が課題だったが、マークス・ギスドル前監督に代わって1月から指揮を執るベアント・ホラーバッハ監督によって2トップの一角で起用されると得点力は目に見えて向上。直近4試合で11本のシュートを放ち、2ゴールを挙げている。コスティッチの強みはスピードに乗ったドリブルで、特にカウンターの場面では相手に脅威を与える。アウェーで迎える今回のダービーでも攻撃の重要なオプションとなりそうだ。

© gettyimages / Franklin

北部ダービーの個人成績ではクルーゼが圧勝

両選手はともに今回が3度目の北部ダービーとなるが、これまでの成績ではクルーゼに軍配が上がる。ブレーメンがホームで2ー1の逆転勝利を収めた昨季後半戦の対戦で、クルーゼは同点弾と勝ち越しアシストを記録。また、これまでハンブルクとは12度対戦して4ゴール3アシストをマークし、7勝5分けと一度も負けていない。対するコスティッチはこれまでブレーメンと6度対戦して1勝2分け3敗。ゴールに絡んだのもシュトゥットガルト時代の2015/16シーズンに記録した1アシストだけだ。

前節終了時点で15位ブレーメンと17位ハンブルクの勝ち点差は「6」。今後の残留争いを大きく左右する一戦で、チームを勝利に導くのは果たしてどちらか。