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プレシーズンの勝者たち(2)

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2019/20シーズンのブンデスリーガ開幕まで、ついに1週間を切った。本稿では全18クラブの「プレシーズンの勝者」を挙げ、準備期間中に指揮官から絶大なる信頼を勝ち取った選手を紹介していく。今回はシリーズ第2弾として、昨季9~13位までのクラブを取り上げる。

【シュテファン・ポシュ(ホッフェンハイム)】

3バックを好むアルフレド・シュロイダー新監督は、ブラウンシュヴァイク、レーゲンスブルク、ベローナ、セビージャとの練習試合で、ポシュを右CBとして先発させた。現状、ポジション争いという意味ではエルミン・ビチャクチッチより一歩リードしており、中央のケヴィン・フォクト、左CBのベンヤミン・ヒュブナーとともに、最終ラインのレギュラーとして起用されることが濃厚だ。

- Christof Koepsel/Bongarts/Getty Images

【アイメン・バルコク(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)】

昨季終盤、主力のケヴィン・シュテーガーが前十字靱帯を断裂し、今シーズン前半戦も欠場する見込み。その代役として指揮官フリートヘルム・フンケルが期待を寄せているのが、アイントラハト・フランクフルトからの期限付き移籍を1年延長したバルコクだ。「チームメートの何人かと一緒にマヨルカ島でトレーニングキャンプを行いました。もちろんアスレチックトレーナーや理学療法士も連れていきました」と話した同選手は、乳酸値テストで模範的な結果を残し、精神面でも大きく成長している。

- imago images / DeFodi

【ルーカス・クリュンター(ヘルタ・ベルリン)】

バレンティーノ・ラザロのインテル移籍にともない、クリュンターが守備的な右サイドのポジションに入る予定。昨季はリーグトップの最高時速35.4kmを記録するなど一芸にも秀でており、トルコの強豪フェネルバフチェとの練習試合ではデイショーン・リダンとベダド・イビシェビッチの得点をアシストした。アンテ・チョビッチ新監督も「ルーカスのスピードには、どんな相手も苦しむだろう」と話している。

- imago/Team 2

【レアンドロ・バレイロ(マインツ)】

ルクセンブルク生まれで現在19歳のバレイロは、昨季ブンデスリーガ第21節レーバークーゼン戦でトップチーム初出場。祖国のA代表では、すでに2018年3月にデビューを果たしている。今夏プレシーズンではラーヨ・バジェカーノ戦、レーゲンスブルク戦、セビージャ戦、エバートン戦に先発で起用されるなど、指揮官の信頼は日を追うごとに高まっている。

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【チョン・ウヨン(フライブルク)】

バイエルン・ミュンヘンからやってきた韓国出身の若き才能は、練習試合からダイナミックなプレーを何度も披露し、対戦相手のゴールをたびたび危険に陥れた。獲得に尽力したヨヘン・ザイアーSDも「状況判断に優れ、スペースの使い方もうまい。まるで19歳とは思えないほどだ」と評価。クリスティアン・シュトライヒ監督はサイドの選手として起用を考えている様子だ。

※「プレシーズンの勝者たち(1)」はこちら

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