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日本人選手7人の現状をチェック!

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計7人の日本人選手がプレーしている2018/19シーズンのブンデスリーガ。リーグ後半戦のスタートを前にドイツで奮闘するサムライたちの現状をまとめた。

香川真司(ドルトムント

クラブ在籍7年目にして最大の苦境に立たされている。シーズン前半戦は公式戦25試合のうち出場はわずか4試合(ブンデスリーガ:2試合、DFB杯:1試合、欧州CL:1試合)。ケガによる離脱を除けば、これほど実戦から遠ざかるのは初めてのことだ。数少ない出場機会となったウニオン・ベルリンとのDFB杯2回戦後、好調なチームについて聞かれた香川は「その波に乗るか、乗らないか。その準備をするか、しないか。諦めるか、諦めないか。自分自身を信じてやるしかない」と話していた。今は事態の好転を信じて、静かにその時を待つ。

【前半戦スタッツ】

試合出場:2(先発:1/途中:1)

出場時間(分):98 得点/アシスト:0/0

ボールタッチ:84 シュート:4 クロス:1

パス成功率(%):89.0 デュエル勝率(%):33.3

ファウル:1 警告/退場:0/0

- Christof Koepsel/Bongarts/Getty Images

長谷部誠(アイントラハト・フランクフルト

開幕から3試合は出番がなかったものの、第4節以降は不動のレギュラーとして活躍。アディ・ヒュッター新監督の信頼をがっちりとつかんだ。近年は慢性的なケガに悩まされていたが、今季は12月の欧州リーグ(EL)で負傷交代するまで公式戦16試合連続フル出場を達成。代表活動による負荷がなくなったことで良好なコンディションを維持している。年末に発表された1年間の契約延長もクラブからの信頼の表れ。ブンデスリーガ在籍12年目、気づけばチーム最年長の35歳となったが、後半戦もその存在は不可欠だ。

【前半戦スタッツ】

試合出場:11 (先発:11/途中:0)

出場時間(分):990 得点/アシスト:0/0

ボールタッチ:706 シュート:1 クロス:0

パス成功率(%):88.1 デュエル勝率(%):59.7

ファウル:4 警告/退場:1/0

- Simon Hofmann / Getty Images / DFL

大迫勇也(ブレーメン

8月のDFB杯1回戦で幸先良く移籍後初ゴールを決め、ブンデスリーガでも第2節のフランクフルト戦で初ゴールを記録。ケルンで2部降格の屈辱を味わった昨季から一転、新天地で上々のスタートを切った。ここまでの数字は3ゴール・1アシストとやや物足りないが、左右のウイング、最前線、トップ下と試合ごとにポジションが変わる中で数多くのチャンスを創出している。デュエル勝率50パーセントはブレーメンのFW陣の中で最も良い成績だ。好調だったシーズン序盤を見るかぎり、チームも大迫自身もさらに良くなる余地を残している。

【前半戦スタッツ】

試合出場:14 (先発:11/途中:3)

出場時間(分):965 得点/アシスト:3/1

ボールタッチ:492 シュート:19 クロス:13

パス成功率(%):78.9 デュエル勝率(%):50.4

ファウル:12 警告/退場:1/0

- 2018 Getty Images

宇佐美貴史(フォルトゥナ・デュッセルドルフ

シーズン序盤は出場機会に恵まれなかったが、第10節からの8試合のうち7試合に先発して1ゴール・2アシストを記録。デュエル勝率50パーセントを誇るドリブルで攻撃にアクセントを加え、チームの巻き返しに大きく貢献した。宇佐美がスコアポイントを記録したヘルタ戦、フライブルク戦、ドルトムント戦でチームは3戦全勝。勝利に直結する活躍によって周囲の信頼を勝ち取りつつある。前半戦ラスト3試合でドルトムント戦での金星を含む3連勝と波に乗るチームの勢いを借りて後半戦はゴール量産といきたい。

【前半戦スタッツ】

試合出場:12 (先発:8/途中:4)

出場時間(分):649 得点/アシスト:1/2

ボールタッチ:265 シュート:17 クロス:17

パス成功率(%):78.8 デュエル勝率(%):50.0

ファウル:5 警告/退場:0/0

- Alex Grimm/Bongarts/Getty Images

原口元気(ハノーファー

「さらなる成長」を誓って臨んだ新天地ハノーファーでの挑戦は、ここまでフラストレーションの溜まる内容となっている。持ち前のハードワークで貢献はしているものの、期待されていた攻撃面ではここまで0ゴール・2アシスト。チームとして攻撃の形が見いだせていないことに歯がゆさをにじませている。現在アジアカップ参戦中で後半戦の数試合を欠場する見込みだが、本人は「優勝して良い雰囲気を持ち込みたい」と前向き。勝負の後半戦、自身の背番号10にちなんで掲げた「10スコアポイント」という目標にどこまで近づけるか。

【前半戦スタッツ】

試合出場:14 (先発:8/途中:6)

出場時間(分):878 得点/アシスト:0/2

ボールタッチ:475 シュート:11 クロス:16

パス成功率(%):82.7 デュエル勝率(%):51.4

ファウル:11 警告/退場:1/0

- Oliver Hardt/Bundesliga/DFL

浅野拓磨(ハノーファー

シュトゥットガルトでの不遇、ワールドカップメンバー落選という失意を経て今季はハノーファーに加入。プレシーズンマッチでゴールを量産し、8月のDFB杯1回戦で移籍後初ゴールと新天地でのスタートは申し分なかった。しかし、第4節以降はベンチスタートが続き、第7節の古巣シュトゥットガルト戦で負傷交代。11月と12月にもケガで離脱を強いられ、アジアカップ出場も断念した。冬季合宿は別メニュー調整となったが、戦列復帰はもう間もなく。降格圏のチームを救うべく、後半戦の巻き返しを誓う。

【前半戦スタッツ】

試合出場:7 (先発:6/途中:1)

出場時間(分):361 得点/アシスト:0/0

ボールタッチ:122 シュート:10 クロス:5

パス成功率(%):76.4 デュエル勝率(%):31.8

ファウル:3 警告/退場:0/0

- Oliver Hardt/Bundesliga/DFL via Getty Images

久保裕也(ニュルンベルク

初参戦のブンデスリーガで早々にデビューを飾り、チャンスメークの場面で随所にスキルの高さを披露。総シュート数はチーム最多の19本を記録している。しかし、11試合の出場で得点もアシストもいまだゼロと目に見える結果を残せず、12月以降はベンチを温める機会が増えてきた。チームも11戦未勝利で最下位に転落と大きな試練に直面している。ヤング・ボーイズ(スイス)やヘント(ベルギー)で上位争いをしていた久保にとって残留争いは初めての経験。シビアな戦いの中で成長を遂げ、チームを救う活躍を見せられるか。

【前半戦スタッツ】

試合出場:11 (先発:9/途中:2)

出場時間(分):768 得点/アシスト:0/0

ボールタッチ:352 シュート:19 クロス:9

パス成功率(%):79.3 デュエル勝率(%):43.5

ファウル:10 警告/退場:2/0

- 2018 DFL