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ブンデスリーガ新シーズン、序盤の傾向とは?

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2019/20シーズンのブンデスリーガ開幕から早くも丸3週間が経過した。第3節を終了した時点での傾向をまとめ、以下に紹介していく。

1)今季もゴール多め

開幕節から第3節までの27試合で計93得点が生まれており、これは同時期のゴール数としては直近25シーズンで最多となっている(1993/94シーズンはこれより1得点多く、計94得点だった)。また第3節まで毎節、30ゴール以上が誕生したのも、35年ぶりの出来事。昨季に続いて、得点に歓喜する瞬間が非常に多いシーズンとなっている。

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2)FWが活躍中

得点ランキング首位を走るのは、現在6ゴールのバイエルン・ミュンヘン所属ロベルト・レヴァンドフスキ。そして同選手に続くのが、ライプツィヒ所属の若きドイツ代表ティモ・ヴェルナーで、こちらは1つ少ない5ゴールだ。ここまで56ゴールがFWの選手によって記録されており、第3節終了時のものとしては、統計を取り始めた1992/93シーズン以降で最多である。

3)アウェーでもなんのその!

一般的にはホームチームが有利とされているが、どうやら今季のブンデスリーガにおいては、あまり関係ないらしい。というのも、これまでに行われた27試合の内訳を見ると、ホームチームの12勝、そしてアウェー側は10勝と、ほとんど差がない状態。ブンデスリーガ史を振り返っても、第3節終了時にこれ以上アウェーチームが勝利していたのは過去に3回しかない(いずれも11勝)。また今季はアウェーチームがすでに46ゴール。第3節終了時としてはリーグ史上2番目の多さとなっている。

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4)PK成功率100%

今季は5本のPKが蹴られ、すべてゴールに決まっており、成功率は100%。今季と同じく、第3節終了時に全てのPKがネットへ決まったのは12年ぶり(当時はPK7本)。なお、2018/19シーズンは同時期に10本のPKが蹴られ、そのうち7本が成功した。

5)インターナショナル

93ゴールのうち60ゴールが外国籍選手によってもたらされており、第3節終了時では史上最多。また外国籍歴代最多得点記録の上位4人のうち、レヴァンドフスキ、ブレーメン所属クラウディオ・ピサロ、ヘルタ・ベルリン所属ベダド・イビシェビッチの3人が、いまだ現役。

- Matthias Hangst/Bundesliga/Bundesliga Collection via Getty Images

6)フェアプレー精神も健在

データを取り始めて以降、昨シーズンは第3節終了時でのファウル数が、史上最少の590回だった。今季はこれが632回となっており、歴代2番目の少なさ。

7)交代枠を活用

ここまで交代枠が使用されたのは計161回。つまり開幕節のバイエルンを除き、すべてのチームが毎試合3枚のカードをフルに使用したことになる。なおこれは統計開始以来、第3節終了時のものとしては最多である。

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