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エゲシュタイン「さらに責任感を持たなければ」

大迫勇也が所属するブレーメンの主軸へと成長し、今年3月にヨアヒム・レーヴ監督からドイツ代表へ初招集されたマクシミリアン・エゲシュタイン。チーム内での責任感やモチベーションがより一層高まっている同選手が、2019/20シーズン開幕を前に意気込みを語ってくれた。

――若い選手にとって今やSNSは、切っても切れない存在となりつつあります。そんな中、あなたはインスタグラムやツイッターなどSNSとは無縁です。なぜですか?

エゲシュタイン 「どうしても必要だ!」と思う瞬間がなかったからです。ですから、ひょっとしたらいつの日かSNSを始める時がやってくるかもしれません。今まで、そのような機会がなかっただけです。チームメートからも何度も聞かれましたよ。でも今のところ、SNSなしの生活で十分なんです。

――あなたに対する周囲の評価は「地に足がついていて、とてもフレンドリー」です。自分にも汚い一面があると、ご自分で感じることはありますか?

エゲシュタイン ピッチ内とピッチ外の姿は異なっていて当然です。グラウンドを離れれば、自分に関わる人たちとうまくやっていけることが重要なんです。しかしピッチ上では激しい競争がありますし、時には汚れた仕事もしなければならないでしょう。それは自分にも当てはまります。

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――ブレーメンは、マックス・クルーゼというチームの顔を失いました。さて、そうした状況で迎える新シーズン、ご自身の役割についてはどうお考えですか?

エゲシュタイン さらに責任感を持たなければなりません。グラウンドの上で最高のパフォーマンスを出すことも大事ですが、周りとコミュニケーションを図り、もっと声を出していく必要があると感じています。もちろんチームのみんなで責任を負うことも重要です。マックスがいた時も、チーム全員が責任を持ってプレーしていました。これからも同じようにやっていく必要がありますね。

――フローリアン・コーフェルト監督からも、チームを引っ張っていく役割を求められているのですか?

エゲシュタイン いえ、監督は決して強制しようとはしません。私も賛成です。なぜなら責任感というのは押しつけても意味はなく、個々が直感的に感じ取っていかなければならないものだからです。もちろんコーフェルト監督も、選手が責任感を持ち始めるよう我々をうまく奮起させてくれます。

――コーフェルト監督の下、チームの市場価値は大きく上昇しました。

エゲシュタイン 若い選手を成長させる上で、多くの忍耐が求められると思います。例えば私の弟ヨハネス、またミロト・ラシツァもそうですが、最初からキーマンというわけではありませんでしたよね。それでも監督はいつも彼らと対話をし、辛抱強く使い続けました。そうすることで彼らは成長を遂げたのです。監督には信頼と忍耐が求められるわけですが、私個人の意見では、フロー(コーフェルト監督)にはその能力が備わっているんだと思います。もちろん監督は我々に多くのことを要求しますが、絶対に見捨てたりはしません。だから多くの選手が成長できたのです。

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――この春にはブレーメンとの契約を延長しましたね。

エゲシュタイン 監督の存在は、今回の決定に大きく影響しました。彼の下でとても信頼を感じますし、彼と一緒にブレーメンが良い方向に進んでいると感じるからです。私がブレーメンに来た最初の頃は、最終順位が8位であれば人々は「まずまずの成績だ」と感じたのではないでしょうか。しかしコーフェルト監督は違います。常に前進を求めているのです。ですから我々の今季の目標は、来シーズンの欧州カップ戦の出場権です。我々は順位表の中盤で満足したくはありません。リーグをかき回したいです。

――ブレーメンがヨーロッパの舞台に飛び出すこともそうですが、あなた自身が近いうちにドイツ代表デビューを飾ることも、かなり現実味を帯びてきているのではないでしょうか?

エゲシュタイン それは分かりません。もちろんまた招集されればうれしいですし、いつの日か代表デビューを果たせれば最高です。しかしその前に、まずは自分のパフォーマンスに集中していかなければなりません。

――レーヴ監督から常に呼ばれるためには、何が必要だと考えていますか?

エゲシュタイン もともと自分でも必要だなと思っていたことを、レーヴ監督からも言われました。それはつまり、さきほども話したように、より責任を負うこと、そしてそれをどんな時も続けていくことです。

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――ところでご両親に文句を言ったことはありますか?

エゲシュタイン 一体、何についてですか!?

――「もうちょっと遅く生まれていたら、東京オリンピックにも出場できたじゃないか!」と(笑)

エゲシュタイン 「サッカーの国際大会に出場できるように、自分たちの子どもが年の初め頃に生まれてくる形で家族設計をしよう」と私の両親が考えていたとは、とても思えません(笑)

――東京オリンピックは諦め、欧州選手権に出場することを目指している、と?

エゲシュタイン もちろん東京オリンピックを諦めてはいません。1997年1月1日より早く生まれた選手でも、オーバーエイジ枠で3人出場できますからね。欧州選手権のほうがオリンピックよりも優先度は上ですが、もし東京五輪に出場できるチャンスがあれば、ぜひとも行ってみたいです。一生に一度あるかないかの出来事ですから。

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