- © Bongarts/Getty Images
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ヤングスターFILE:ユリアン・ブラント(レーバークーゼン)

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ブンデスリーガの有望な若手選手を紹介する「ヤングスターFILE」。第11回はレーバークーゼンの10番、ユリアン・ブラントに注目!

ドイツ代表が通算3度目の欧州制覇を成し遂げたユーロ96。その開幕を約1カ月後に控えた1996年5月2日にユリアン・ブラントは生まれた。今やレーバークーゼンの10番を背負い、22歳にしてブンデスリーガ通算150試合以上の出場を誇るアタッカーは、今季第25節終了時点でリーグ3位タイの9アシストをマークしている。

ブレーメン東部ボルグフェルトという人口約9000人の田舎町で育ったブラントは、御多分にもれず地元の名門ブレーメンのファンだった。父親に連れられて頻繁にウェーザー・シュターディオンに通い、魔法のようなスキルで観衆を魅了するジエゴの虜になる。ブラジル出身の天才MFの影響を受けた少年は、当時からとにかくテクニックを磨いていたという。

ヴォルフスブルクのユース時代には名将フェリックス・マガトに認められ、15歳でトップチームの練習に参加した。2012ー13シーズンにはマクシミリアン・アーノルド(現ヴォルフスブルク)やフェデリコ・パラシオス(現ニュルンベルク)らとともにU-19ブンデスリーガ制覇に貢献。代表チームでもU-15から活躍し、プロデビュー前から逸材として注目されていた。

ブラントは国内外のクラブから届いていたオファーを吟味したうえで、2013年12月にレーバークーゼン加入を決断。当時クラブのスポーツディレクターを務めていたルディ・フェラーは、「ドイツサッカー界で最も才能あるユース選手の一人。将来への偉大な投資」と話していたが、その投資が誤りでなかったことは近年の活躍を見ても明らかだろう。

- imago/HJS

スピードとテクニックを高次元で融合させたドリブルがユース時代からの最大の持ち味だが、以前はパスを選択すべき場面で独力で突破を図り、チャンスを潰してしまうシーンも少なくなかった。だが、その課題の克服に取り組んだ結果、ドリブルとパスを効果的に使い分けられるようになり、フィニッシュに絡む頻度はグッと高まっている。

現在のレーバークーゼンはシーズン序盤のスランプから抜け出し、後半戦はバイエルン・ミュンヘンに次ぐ2位の好成績を残している。第25節終了時点での順位は4位ボルシアMGと4ポイント差の6位。ブラントが好調を維持している今、レーバークーゼンが目標の欧州チャンピオンズリーグ出場権獲得を諦めるのはまだ早い。

文=遠藤孝輔

- DFL Digital Sports

【ヤングスターFILE】
Vol.1:ドディ・ルケバキオ(デュッセルドルフ)
Vol.2:ルカ・ヨヴィッチ(フランクフルト)
Vol.3:フローリアン・ノイハウス(ボルシアMG)
Vol.4:ダヨ・ウパメカノ(ライプツィヒ)
Vol.5:ジャンフィリップ・ジュバマン(マインツ)
Vol.6:マクシミリアン・エゲシュタイン(ブレーメン)
Vol.7:アレクサンダー・ニューベル(シャルケ)
Vol.8:ジョエリントン(ホッフェンハイム)
Vol.9:アルフォンソ・デイビス(バイエルン)
Vol.10:タイラー・アダムズ(ライプツィヒ)