マインツの中盤で攻守に活躍するジュバマン - © 2018 Getty Images
マインツの中盤で攻守に活躍するジュバマン - © 2018 Getty Images
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ヤングスターFILE:ジャンフィリップ・ジュバマン(マインツ)

ブンデスリーガの有望な若手選手を紹介する「ヤングスターFILE」。第5回はマインツの23歳のMFジャンフィリップ・ジュバマンに注目!

ダイナミズムを体現するマインツのキーマン

今季のマインツは開幕から一度も降格ゾーンに足を踏み入れることなく、シーズン前半戦を12位で終えた。17試合で積み上げた勝ち点は昨季の同時期と比べて4ポイント多い「21」。激しい守備やダイナミックな仕掛けなどインテンシティーの高さが特徴で、空中戦の勝利数(412回)、スプリント数(3887回)でいずれもリーグ4位の数字を記録している。そのチームでキーマンとなっているのがジャンフィリップ・ジュバマンだ。

ジュバマンは1995年9月25日、コートジボワールの港湾都市サン・ペドロで生まれ、幼少期にフランスへ移住。父親いわく「9歳の時に計測した走り幅跳びで4メートル30センチを計測する」など類まれな身体能力で周囲を驚かせていたという。10歳の時にフランス北部のブレシーで本格的にサッカーを始めると、そのポテンシャルを買われて2007年にRCランスの下部組織に加入。そこで才能に磨きをかけた。

Uー18からUー21にかけてはフランス代表として活躍していたが、A代表は故郷のコートジボワールを選択。マルク・ヴィルモッツ前監督(かつてシャルケで活躍した名MF)の初陣となった2017年6月のオランダ戦で代表デビューを飾った。その後はケガもあってなかなか出場数を伸ばせずにいるが、昨年7月にヴィルモッツからバトンを引き継いだイブラヒマ・カマラ新監督からも厚い信頼を寄せられている。

- Alex Grimm/Bongarts/Getty Images

オリセーを彷彿させる豪快なロングシュート

コートジボワール代表ではセンターバックを務める機会が多いが、マインツでは4ー3ー1ー2のインサイドハーフ、あるいはアンカーが主戦場だ。「ジュバマンはダイナミクスの面でチームの重要な要素になっている」とサンドロ・シュヴァルツ監督が語るように、最大の魅力は広範囲を活発に動き回って攻守に貢献すること。タイミングの良いプレッシング、激しくも正当なチャージでボールを奪い、そこから素早く切り替えてドリブルで持ち上がるか、シンプルなパスで攻撃のスイッチを入れる。

今季前半戦のハイライトは第11節のフライブルク戦で挙げた先制点だろう。開始早々の6分に右足で目の覚めるようなロングシュートを突き刺してに3ー1の勝利に貢献。2000年代初頭にドルトムントなどで活躍したサンデー・オリセー(元ナイジェリア代表)を彷彿させる豪快な一撃でファンの度肝を抜いた。

ブンデスリーガ残留を目指すマインツにおいて、破格のスケールを感じさせるジュバマンの活躍は必要不可欠だ。

文=遠藤孝輔

- 2018 Getty Images

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