システム変更が功を奏し、バイエルンは第13節のマインツ戦に快勝 - © © DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA
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王者の風格を取り戻したバイエルン

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12月6日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ最終節で、バイエルン・ミュンヘンがアトレティコ・マドリード(スペイン)に雪辱を果たした。グループDはすでにアトレティコの首位通過が決まっていたが、敵地で敗れていた相手にきっちりとリベンジを果たすあたりにバイエルンの王者としての風格が垣間見えた。

バイエルンはブンデスリーガ第13節のマインツ戦でも洗練されたパフォーマンスを見せつけて3ー1で勝利。失いかけていた自信を確実に取り戻しつつある。マインツ戦で1ゴール1アシストを記録したアリエン・ロッベンは、「僕らはここ数週間で欠けていた躍動感や意外性を見せることができた」と試合を振り返っている。この勝利を喜んだのはロッベンだけではない。トーマス・ミュラーも「今日は本当に楽しかった」と興奮した様子を隠さなかった。「監督がシステムを変えると言った時はうれしかった。自分が好むポジションでのプレーだったから、しっかり役割をこなさなければならないというプレッシャーもあったけどね」

カルロ・アンチェロッティ監督はマインツ戦でシステムを4ー3ー3から4ー2ー3ー1に変更。トップ下に入ったミュラーがアンチェロッティ体制下で最も納得のいくパフォーマンスを見せた。そのミュラーの前方に位置し、最前線でプレーしたロベルト・レバンドフスキもまた、システム変更によって躍動。ミュラーのサポートと両サイドのロッベン、フランク・リベリから供給される“弾薬”を得たエースは、ゴール前で冷酷なほど効率的に2ゴールを奪ってみせた。

- © gettyimages / Alex Grimm