2016/17シーズンのブンデスリーガは、得点王を巡る熾烈な争いで戦いの火ぶたが切って落とされた。また、開幕節ではメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)が仕上がりの良さを見せつけたほか、華々しくブンデスリーガデビューを飾った選手もいた。ここでは開幕戦の話題をさらった5つのトピックスを紹介していく。

1)レバンドフスキ対オバメヤン

バイエルン・ミュンヘンのロベルト・レバンドフスキが開幕節のブレーメン戦(6−0)でハットトリックを達成。すると、ピエールエメリック・オバメヤン(ドルトムント)は「すでに戦いは始まっている」と得点王を巡る争いについて宣戦布告した。

オバメヤンも負けじと翌日のマインツ戦で2ゴールを記録。今度はレバンドフスキが自身のTwitterに「レバンドフスキ対オバメヤン 3−2」とウインク付きで投稿した。

昨季はレバンドフスキが30−25で得点王争いを制したが、今季も早速、両選手が火花を散らしている。

2)絶好調のボルシアMG

チャンピオンズリーグ(CL)のプレーオフを楽々クリアし、レーバークーゼンとの注目の一戦にも勝利。ボルシアMGは新シーズンを最高の形でスタートさせた。昨季キャプテンを務めたグラニト・チャカがアーセナル(イングランド)へ移籍したが、クレバーな補強に成功したことで戦力はより厚みを増し、好調な出足につながっている。

レーバークーゼン戦では、3日前のCLプレーオフでハットトリックを達成したトルガン・アザールがベンチスタート。アンドレ・シューベルト監督の贅沢な悩みをうかがわせた。そのレーバークーゼン戦では、アザールに代わって先発出場したアンドレ・ハーンが1ゴールを挙げ、競り合いでも抜群の強さを発揮。マン・オブ・ザ・マッチに選出される大活躍だった。

3)完璧なデビュー

今季の開幕戦も多くの選手がブンデスリーガ初出場を果たした。中でもジョエル・ポーヤンパロ(レーバークーゼン)とボビー・ウッド(ハンブルガーSV)の2人は、最初のシュートがゴールにつながるという見事なデビューを飾った。

同じく素晴らしいデビュー戦となったのが、ウォルフスブルクのダニエル・ディダビ。シュトゥットガルトから加入した彼もまた、初シュートが初ゴールとなり、ウォルフスブルクのサポーターを大喜びさせている。

4)歴史的なゴール

ホッフェンハイムライプツィヒの一戦では、ドミニク・カイザーが歴史を塗り替えた。ライプツィヒのキャプテンを務めるカイザーが58分に挙げた同点弾は、クラブにとってブンデスリーガでの初ゴール。55番目のクラブとしてブンデスリーガの戦いを経験したライプツィヒは、デビュー戦で23本のシュートを放つ攻撃的な試合運びを見せ、手応えも十分だった。

5)猛暑と熱戦

シーズン開幕に合わせたようにドイツに猛暑が到来。30度を優に超える高い気温の中、各チームが勝ち点を争った。開幕戦で見せた激しい競り合いや矢のようなスプリントは、プレシーズンのハードな練習の賜物でもある。

どの審判も暑さ対策として前半と後半にそれぞれ給水タイムを指示。これには、ボルシアMGのオスカー・ウェントも「スウェーデンでは35度なんて経験したことがないよ」と苦笑いだったとか。

また、ケルンダルムシュタットの一戦では、後半途中に雹(ひょう)による一時中断という、少し珍しい“タイム”がかけられている。