9月初旬にドイツ代表初ゴールをマークし、続いてブンデスリーガ第1号、さらに欧州チャンピオンズリーグ(CL)での2発と、バイエルン・ミュンヘンのMF、ヨシュア・キミッヒによるゴールラッシュが続いている。9日間で4ゴール。カルロ・アンチェロッティ新監督の下、本来のポジションであるMFで躍動する21歳のキミッヒは、バイエルンのチームメイトたちにもうれしい驚きを与えているようだ。

9月13日に行われたCL初戦、ロストフ(ロシア)戦の後、トーマス・ミュラーは 「次の土曜日まで彼の足首にしがみついて、有頂天で道を踏み外さないように見張っていなければ」と、2ゴールを決めた後輩の大活躍を話題にした。そのキミッヒも続けてインタビューに応じ、ミュラーの心配が無用なこと、そして、このゴールラッシュについても話してくれた。

――キミッヒ選手、きょうの2ゴール、おめでとうございます。乗りに乗っていると申し上げてよいですか?

キミッヒ ゴールを決めるということに関しては、その通りですね。続けて点を取れたらとは思います。でも、ゴールだけがすべてではありません。満足できる結果を出し、チームに貢献するためには他にも大切な要素があります。そこにゴールがついてくれば、さらに良いですけどね。

期待されるの存在へ

――試合前の記者会見でアンチェロッティ監督に向けて、あなたが先発出場するのか、という質問がありました。1年前にはそのような質問は出なかったと思いますが。

キミッヒ 昨季の後半戦からは先発する試合も多くなりました。前半戦の出場機会は少なかったですが、その前はブンデスリーガ2部でプレーしていたのですから、期待のされ方も違ったと思います。

――このような速い展開で成功を手に入れ、ご自身も驚かれていますか?

キミッヒ 確かに展開は速いですが、サッカーとうのはそういうものです。成功するのも転落するのも、あっという間ですよ。

――きょうの試合ではシャビ・アロンソのポジションを請け負いましたね。フリーキックやコーナーキックのキッカーでもあり、多くの場面に関わりました。この役割については?

キミッヒ 試合に出たら、なるべくパスコースに顔を出すよう心がけています。いつでもボールに触れていたいですし、存在感を示し、チームを助けたいと思っています。

クールな性格

――あなたは非常にクールな性格に見受けられます。心を乱されるようなことはないのですか?

キミッヒ いえいえ、そんなことはないですよ。僕の友人たちはよく分かっています。それでも、比較的、多くのことを冷静に見据えられる人間ではありますね。

――きょうの2点目を決めた後の喜び方は、1点目のそれよりも感情的だったように見えましたが。

キミッヒ 1点目の80パーセントはアシストをしてくれたドグラス・コスタの功績です。僕はただ、ゴール内に押し込むだけだったので。2点目ももちろん、素晴らしいセンタリングからでしたが、少しだけ難易度が高かった。ヘディングで決められたこともあり、喜びは大きかったですね。

ゴールラッシュを分析

――ユース時代から得点力は高かったのですか?

キミッヒ いいえ、まったくそうではなかったですね。僕がゴール前で冷静になれずにシュートを外すので、チームメイトに怒られたこともありました。ゴールゲッターではなかったです。

――ここ2試合で、2年間過ごされたライプツィヒでの総ゴール数と並びました。あなたの“ゴール前で危険な選手”としての新たなキャラクターをどう分析されますか?

キミッヒ たぶん、以前よりもゴールを決められる場所に侵入していっているからだと思います。ライプツィヒではペナルティーエリアの周りで動いていることが多く、相手にとって危険な場所でプレーすることがなかったので。

――ロベルト・レバンドフスキとトーマス・ミュラーはヒントやアドバイスを与えてくれますか?

キミッヒ 彼らの言うことに耳を傾け、何をするのか観察することで学ぶことは多いですね。

――9月4日のドイツ代表での初ゴールはこのゴールラッシュの引き金になりましたか?

キミッヒ そうですね。どのようなかたちでも代表でゴールを決めれば自信になるとは思います。次も狙ってみようか、という気持ちにもなりますし。幸運の連鎖もあると思いますね。

――土曜日のインゴルシュタット戦では3ゴールが期待できるのでは?

キミッヒ (笑)まぁ、それは見てのお楽しみです。