香川「勝つことが第一」、武藤「最低限の結果」
<香川真司>
香川真司が所属するドルトムントと武藤嘉紀が所属するマインツがブンデスリーガ開幕節で対戦し、ホームのドルトムントが2-1で勝利を収めた。フル出場した香川と途中出場からゴールを決めた武藤が試合後、インタビューに応じた。
――試合の感想はいかがですか?
香川 苦しみましたけど、とりあえず勝てたことが一番の収穫です。
――苦しんだのは、メンバーが大幅に変わったからでしょうか? それとも暑さでしょうか?
香川 悲観的になる必要はないですし、最初はリーグ戦で厳しい戦いが続くなと思います。メンバーが変わって、選手の特徴も変わったりして、すごく戸惑いがあると思うんですけど。ただ、「絶対にうまくいく」と信じて。(自分たちにはそれを)やれるクオリティーはあるので、忍耐強く、次の試合はもっと良くなるように(やっていきたい)。あとはきょうは本当に暑かったんで体力的に厳しかったですけど、とりあえず勝つことが第一で、勝てたので良かったです。
――きょうの試合がこれだけ難しくなるというのは、ある程度想定していたのでしょうか?
香川 マインツはハードワークしてくるし、規律もあって、難しい試合になると思ってたので。チームも開幕戦で勢いを持って入りたいのはもちろんあるんですけど、焦らずにやることだけ意識して。うまくいってないところはまだありますけど、とりあえずきょうは勝ってOKだと思います。
<武藤嘉紀>
――ゴールを決めました。
武藤 そうですね。(出場した)時間も10分くらいで、最低限の結果だったと思います。やっぱり2点目をとられてしまったのが大きかったのかなと思います。あそこでなんとか守って、自分が決めて1-1だったら、きょうはベストの試合だったんじゃないかなと思います。
――何を意識して試合に入りましたか?
武藤 監督もたぶん長くは使わない予定だったと思いますし、自分も(監督の意図を)分かっていたので、試合に出るからには得点を決めること、結果を残すことを考えていました。
――やはり途中出場というのは難しさがあったのでしょうか?
武藤 ありますね。まさか一歩も動けないくらい乳酸がたまっていて、「これはやばい」と思ってましたけど、こうなった以上、点のとれるところに・・・。僕の1点目もそうですけど、ああやって動き出して、しっかりと点のとれるところに動き出すと、チャンスが生まれると思うので。
――乳酸がたまったのは試合に入ってすぐだったのでしょうか?
武藤 そうですね、2本くらいダッシュして・・・。最初から出たほうが楽な部分があるのは・・・それ以上に、こういうことが増えていくと思うので。欧州リーグ(EL)もあって、いつもいつもレギュラーで出られるということはないと思うので。