Summary

・今季の得点王候補をクローズアップ

・第5回はバイエルンのレバンドフスキ

・レバンドフスキはリーグ戦200試合出場で126得点を記録

第6節を終えてブンデスリーガの得点王争いが大混戦となっている。ランキングのトップに立つのは、ロベルト・レバンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)、ピエールエメリック・オバメヤン(ドルトムント)、チチャリート(レーバークーゼン)、アントニー・モデステ(ケルン)、ベダド・イビシェビッチ(ヘルタ・ベルリン)の5選手。彼らのストライカーとしての強みはどこにあるのか、その秘密に迫る。

第5回:ロベルト・レバンドフスキ

最終回で取り上げるのは昨季の得点王ロベルト・レバンドフスキ。過去5シーズン、別格の存在として君臨してきたポーランド代表ストライカーはブンデスリーガナンバーワンの得点力、決定力を発揮。今季も得点王争いは彼を中心に繰り広げられている。

レバンドフスキは求められる能力のすべてを備えたストライカーだ。頭、右足、左足のすべてを万遍なく使い、低い弾道でも、スピードに乗ったプレーからでもシュートを撃つことができる。サイドからのハイボールに対応し、相手DFに囲まれていても突破する技術を持ち、中盤の選手との連係も申し分ない。現在のヨーロッパで彼を超えるストライカーはなかなか見当たらないだろう。

今季開幕戦でバイエルンと戦ったブレーメンの選手たちはレバンドフスキの能力を痛感させられた。レバンドフスキはこの試合でいきなりハットトリックを達成。チームを首位発進に導くと、第2節のシャルケ戦、第3節のインゴルシュタット戦でもゴールを決めて3戦連発を記録した。チームにとってこれほど頼りになるエースはいない。

しかしながら、ここまでのリーグ戦では“らしくない”弱さも見せている。巡ってきた決定機はリーグ最多の7本ながら、そのうち5本を外しており、平均するとシュート6本で1ゴールの計算。本来の決定力が鳴りを潜めている。

シーズン30得点は外国人選手の新記録

しかし、彼が残してきた高い得点率が色あせることはない。ブンデスリーガ在籍6シーズンのうち4シーズンで20得点以上をマークし、昨季は30得点を挙げて2年ぶり2度目の得点王を獲得。2011/12シーズンにシャルケのクラースヤン・フンテラーが樹立した29得点の外国人選手シーズン最多得点記録を塗り替えるとともに、1976/77シーズンのディ―ター・ミュラー以来、39年ぶりにゴール数を30の大台に乗せた。
レバンドフスキはブンデスリーガで123分に1点の割合でゴールを挙げているが、これは通算50得点以上を挙げている選手の中では、ゲルト・ミュラーの105分に1点、マリオ・ゴメス(ウォルフスブルク)の117分に1点に次いで3位のハイペースになる。また、バイエルンでは通算64試合目で50ゴールを達成。こちらはゲルト・ミュラー(83試合)を上回る最速記録だった。

歴代トップ10も射程圏内

ここまでリーグ戦200試合に出場して126得点。レバンドフスキは現在、ブンデスリーガの通算得点ランキングで25位タイにつけるが、28歳という年齢を考えれば歴代10位の座(166得点)もそう遠くはない。これまでのペースを維持できれば、2年以内に歴代トップ10入りを果たすことになりそうだ。