“カンフーキッカー”モデステ、ゴール量産の秘訣
第6節を終えてブンデスリーガの得点王争いが大混戦となっている。ランキングのトップに立つのは、ロベルト・レバンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)、ピエールエメリック・オバメヤン(ドルトムント)、チチャリート(レーバークーゼン)、アントニー・モデステ(ケルン)、ベダド・イビシェビッチ(ヘルタ・ベルリン)の5選手。彼らのストライカーとしての強みはどこにあるのか、その秘密に迫る。
第1回:アントニー・モデステ
第1回で取り上げるのはケルンのアントニー・モデステ。第6節のバイエルン戦では芸術的な“カンフーキック”でマヌエル・ノイアーが守るゴールをこじ開け、昨季王者から貴重な勝ち点1をもぎ取った。ノイアーのみならず驚いたこのアクロバティックなゴールでモデステは今季5点目。得点ランキングのトップタイに躍り出ている。
もっとも、モデステの成長ぶりと実績を考えればこの数字も当然だろう。モデステは昨季のチーム総得点38のうち、一人で半数近い15ゴールを記録。ブンデスリーガのトッププレーヤーの仲間入りを果たしたのも決して驚くべきことではない。