Summary

  • 王者バイエルンが得失点差で首位
  • ライプツィヒは昇格組として1997/98シーズン以来の好スタート
  • ホッフェンハイムは第10節でバイエルンと引き分けて3位をキープ

ブンデスリーガは第10節を終了し、開幕から無敗を守るバイエルン・ミュンヘンライプツィヒホッフェンハイムの3チームが上位を占めている。バイエルンが第10節終了時点で首位に立っているのは今季で6年連続だから何の驚きもないが、シーズンの約3分の1が終了した時点で、初昇格のライプツィヒ、昨季15位のホッフェンハイムがバイエルンと上位争いをするなど誰が予想しただろうか。この3クラブがすべて無敗をキープしているのは驚異的なこと。欧州5大リーグ(ドイツ、スペイン、イングランド、イタリア、フランス)を見ても、ブンデスリーガの3チームを除くと、いまだ無敗をキープしているのはわずか2チームしかない。

バイエルン:アンチェロッティの順調な船出

カルロ・アンチェロッティ新監督は開幕から公式戦8連勝を記録する夢のようなスタートを切った。だが、9月の欧州チャンピオンズリーグ(CL)でアトレティコ・マドリードに今季初黒星を喫すると、リーグ戦でも2試合連続ドローと足踏み。それでも、第10節のホッフェンハイム戦までに再び公式戦5連勝を収める好調ぶりを見せている。

アンチェロッティにはライプツィヒのラルフ・ハッセンヒュッテル監督やホッフェンハイムのユリアン・ナゲルスマン監督より、はるかに大きなプレッシャーがかかっているだろう。それでも、スーパーカップでドルトムントを破り、ブンデスリーガでは開幕から首位をキープ。ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)とCLでベスト16進出を決めるなど、順調なシーズンを送っている。

バイエルンはインターナショナルウィーク明けに敵地でドルトムントと対決。ライバルとの差をさらに広げるのか、それともタイトル争いが激化するのか、注目の一戦だ。

ライプツィヒ:ますます強力に

いかに急成長を遂げたライプツィヒとはいえ、現段階でバイエルンと肩を並べることなど想像すらできなかっただろう。ハッセンヒュッテル監督率いる恐れ知らずのチームは、第2節で強敵ドルトムント相手に歴史的な初勝利を収めると、昇格クラブとしては1997/98シーズンのデュイスブルク以来となる最高のスタートを切った。

ライプツィヒは第10節でマインツに3-1で勝利して5連勝。勝ち点24でバイエルンと並んだ。もしこのハイパフォーマンスが続けば、終盤の優勝争いにも絡んでくるはずだ。すでにDFB杯で敗退、欧州での戦いもないため、ブンデスリーガだけに集中できるというアドバンテージもある。インターナショナルウィーク後の11月18日(金)に行われるレーバークーゼン戦の準備もすぐに始めるだろう。勝利すれば暫定でトップに立つ大事な試合だ。

ホッフェンハイム:無慈悲

昨季の第10節終了時点では最大30ポイントの勝ち点のうち、24ポイントを取りこぼして17位に沈んでいた。マークス・ギズドルを解雇し、後任にフーブ・ステフェンスが就任。だが、ステフェンスも体調不良で辞任し、ユースから昇格した28歳の若手指揮官が誕生することになった。

その人事は見事に成功。ナゲルスマン監督はチームを15位に押し上げてブンデスリーガ残留に導くと、今季も開幕から見事な戦いぶりを見せている。特に欧州での戦いがあるレーバークーゼンとシャルケを容赦なくなぎ倒し、順調に勝ち点を稼いだ。

開幕戦では終了間際に失点してライプツィヒと引き分け。第10節のバイエルン戦では不運なオウンゴールでドローに持ち込まれ、上位2チームとの対戦はどちらも惜しい結果に終わった。だが、2009年1月以来となる首位の座は目の前。ハンブルガーSVと対戦するインターナショナルウィーク明けの試合もきっちりと勝利を収めたいところだ。