武藤は9月29日のカバラ戦を最後に公式戦のピッチから遠ざかっている
武藤は9月29日のカバラ戦を最後に公式戦のピッチから遠ざかっている

長期離脱中の武藤が練習復帰へ

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11月3日の欧州リーグ(EL)でアンデルレヒトに1-6の惨敗を喫したマインツは、続くブンデスリーガ第10節でもライプツィヒに敗北。公式戦2連敗でインターナショナルウィークに入った。

リーグ戦のほかにドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)、ELと試合が立て込んだ直近の5試合で1勝4敗と大きく負け越し、DFB杯では2部のヒュルト相手に不覚を取って2回戦敗退。ライプツィヒ戦後、マーティン・シュミット監督は「チームに生きの良さがなかった」と敗因を分析していただけに、この中断期間は過密日程による疲労を回復させる良い機会となりそうだ。

マインツが苦戦を強いられている要因の一つに負傷者の多さがあるが、11月9日の練習からデニー・ラッツァとファビアン・フライがチームに復帰。まだ競り合いをこなすまでには至っていないものの、10位と低迷するマインツにとっては好材料だろう。

9月29日のELカバラ(アゼルバイジャン)戦で右膝の内側側副じん帯を傷めて戦列を離れている武藤嘉紀も、クリスティアン・クレメンスとともに来週にはトレーニングに復帰できる見込みだ。シュミット監督は「秋が終わるまでラッツァ、武藤、フライを欠いたまま戦うことになるとは思わなかった。いずれもレギュラーに定着している選手なので、かなりの痛手だった」と、武藤らの離脱が響いたことを認めている。

「我々がやるべきことは、ブンデスリーガで安定した成績を残すこと」。指揮官が掲げる目標に向けて軌道修正するためにも、負傷者たちの1日も早い復帰が待たれる。