第6節のバイエルン対ケルンは両者譲らずに引き分け。ともに無敗をキープした - © © gettyimages / Alex Grimm/Bongarts
第6節のバイエルン対ケルンは両者譲らずに引き分け。ともに無敗をキープした - © © gettyimages / Alex Grimm/Bongarts

ブンデスリーガ序盤戦総括

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ブンデスリーガも第6節を終え、今季の勢力図や傾向がわずかながら見えてきた。健闘が光るクラブや思わぬ活躍を見せる選手。2016/17シーズンの序盤戦を5つのテーマで振り返る。

1)終了間際まで味わえるスリルと興奮

今季ここまでで目立つのが、試合終了間際のゴールだ。ファンにとっては最後までスリルと興奮を味わえる展開が続いている。第6節までに生まれた計153ゴールのうち25ゴールが85分以降に飛び出したもの。割合にすると16.3%にもなり、53年のブンデスリーガの歴史の中で最も高い数値だ。

2)冴える指揮官の勝負勘

各クラブ指揮官の勝負勘が冴えに冴えている。途中交代で出場した選手によるゴールは第6節までに32を数え、全体のゴールの20.9%を占めている。これはもちろん過去最多の数字だ。

こうしたトレンドを象徴するのが、レーバークーゼンのジョエル・ポーヤンパロだ。同選手はボールタッチ10回で4本のシュートを放ち、そのすべてをネットに突き刺している。それだけに負傷で戦列を離れてしまったのが残念だ。

- © gettyimages / Lars Baron