バイエルン、歓喜のリーグ5連覇達成
バイエルン・ミュンヘンが第31節のウォルフスブルク戦で6ー0の大勝を収め、3試合を残してブンデスリーガ5連覇を決めた。欧州チャンピオンズリーグ(CL)とドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)で敗退したばかりのチームにとって、通算26回目のリーグ優勝は喜びもひとしおだった。
控え目なラームが歓喜の音頭取り
36分にチーム2点目が決まると、満員御礼となったスタンドからは「ドイツ王者になれるのはバイエルンだけ!」というチャントがこだました。バイエルンのサポーターは、2ー0になった時点で優勝を確信していたが、この試合で一気に優勝を決めたかったのは選手たちも同じ。試合終了後、キャプテンのフィリップ・ラームは、「ライプツィヒが引き分けて、誰もがここで優勝を確実にしておこうと思っていた」と明かしている。
試合が終わって歓喜の輪の中心にいたのは、あと3試合で現役生活にピリオドを打つ33歳のラームだった。サポーターからメガホンを取るようリクエストされると、それに応えてチームメートをスタンドのほうに呼び寄せ、ともに優勝の喜びに浸った。「スタンド全体が僕を待っていたので、行かないわけにはいかなかった。注目を集めるのは好きではないけれど、時にはやらないといけない日もある」。ラームは笑いながらスタンドでのパフォーマンスを振り返った。