「分かっていても止められない」
近年のサッカー界で最も予測が簡単なプレーにもかかわらず、そのプレーで相手DFを圧倒する選手がいる。アリエン・ロッベンが右サイドからドリブルでカットインし、必死に足を伸ばすDFをかわしてボールをネットに突き刺すシーンを、我々は何度目撃してきただろうか。
ロッベンの存在はバイエルン・ミュンヘンにとっては秘密兵器でも何でもない。しかし、彼のプレーはライバルチームに大惨事を、バイエルンのサポーターに数多くの歓喜をもたらす。そのプレーにはサッカーファンなら誰もが魅了されるはずだ。
ドルトムントと対戦した第28節の“デア・クラシカー”でも、この見慣れた光景が再現された。ロッベンは今季9ゴール目を挙げ、クラブのレジェンドであり、現会長でもあるウリ・ヘーネス氏のブンデスリーガ通算86ゴールに並んだ。
分かっていても止められない「ロッベンショー」を、動画でお楽しみあれ。