今週の日本人選手まとめ(1)
求められるのは目に見える結果
宇佐美貴史(アウクスブルク)
第21節のレーバークーゼン戦で今季初の先発フル出場を果たしたものの、前節のダルムシュタット戦ではベンチスタート。チームが敵地での逆転勝利に沸く中、宇佐美に出番は巡ってこなかった。
今節は金曜のナイトゲームで2位ライプツィヒと対戦するが、予想ラインナップの中に宇佐美の名前はない。この状況を打破するために求められるのはとにかく目に見える結果。限られた時間の中で「ゴール」を決めるしかない。
宇佐美の今季成績(第22節終了時点)
出場:8試合(先発:3) 出場時間:298分
得点:0 アシスト:0 警告:0
2試合連続の先発出場へ
武藤嘉紀(マインツ)
3試合ぶりの先発出場を果たした前節のレーバークーゼン戦では、89分までプレーしてチームの勝利に貢献。ゴールにこそ絡めなかったが、「チームが勝てばまた使ってくれると思う」とポジティブなコメントを残した。
ゲーム終盤にはカウンターから絶好のゴールチャンスを迎えたが、フリーで放ったヘディングシュートは相手GKの好セーブに阻まれて惜しくもゴールならず。激しいポジション争いの中に身を置いていることを考えると、今後はこうしたチャンスを確実に決めていく決定力が求められる。
武藤は今節も先発の見込み。継続的な出場機会を得るためにも、監督交代で揺れるウォルフスブルクから確実に勝ち点3をもぎ取りたい。
武藤の今季成績(第22節終了時点)
出場:8試合(先発:4) 出場時間:394分
得点:2 アシスト:0 警告:1
過密日程の中でチャンスをつかめるか
香川真司(ドルトムント)
前節はフライブルクに3ー0で快勝して2連勝を飾ったが、香川は3試合連続の途中出場。公式戦ではすでに7試合先発から遠ざかっている。さらに、2月28日に開催される予定だったドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)のロッテ戦が天候不良により延期。先発出場予定だった香川にとっては貴重な機会を逃す結果となった。
今節のレーバークーゼン戦も香川はベンチスタートの見込みだが、ドルトムントは週明けに欧州チャンピオンズリーグのベンフィカ戦も控えている。過密日程の中で巡ってくるであろうチャンスをきっちりと生かしたいところだ。
香川の今季成績(第22節終了時点)
出場:11試合(先発:5) 出場時間:538分
得点:0 アシスト:1 警告:2
2戦連発を懸けて王者に挑む
大迫勇也(ケルン)
前節のライプツィヒ戦では右サイドからのクロスを足先で合わせる泥臭いゴールで今季5点目をマーク。後半戦は5試合で3ゴール2アシストとハイパフォーマンスを続けている。しかし、大迫のゴールで1点差に詰め寄りながら、直後に追加点を許して1ー3で敗戦。5試合の戦績は2勝1分け2敗と大迫の奮闘が結果に結びついていない。
そんな中で迎えるのは首位バイエルン・ミュンヘンとの大一番。ケルンは2011年を最後にバイエルンに勝てていないが、今季はホームでいまだ無敗という好材料もある。自身の好調をチームの結果へと結びつけられるか。大迫にとっては一皮むける絶好のチャンスとなりそうだ。
大迫の今季成績(第22節終了時点)
出場:22試合(先発:21) 出場時間:1747分
得点:5 アシスト:4 警告:3