Summary

・レーバークーゼンの守護神レノの独占インタビュー

・レノはレーバークーゼン在籍6シーズン目

・レノは先月、レーバークーゼンと2020年まで契約を延長した

レーバークーゼンは昨季のリーグ戦を3位の好成績で終えながら、今季はスタートでつまずいてしまった。ゴールを守るベアント・レノはチームの高いポテンシャルを認めながらも、「そろそろ力を発揮しないと」と歯がゆい思いを抱えている。そんな中、10月1日の第6節では絶好調のドルトムントと対戦。当サイトではレノに独占インタビューを行い、ドルトムントとの一戦や先月発表されたクラブとの契約延長について語ってもらった。

――レーバークーゼンのここまでの戦いぶりですが、過小評価されているだけでしょうか?

レノ 僕はまずまずのスタートが切れたと思っている。それは選手一人ひとりのプレーと順位表からも分かることだよ。もちろん、アンラッキーなことが連鎖的に続いたこともあった。例えばタイムアップ直前に追いつかれた欧州チャンピオンズリーグ(CL)のモナコ戦がそうだ。ブンデスリーガでもフランクフルト戦では終了間際に、次のアウクスブルク戦でも終盤にPKを外してしまった。ツキがなかったとしか言いようがないよ。でも、運不運はつきもの。このチームには結果以上のポテンシャルがあるはずだから、そろそろ力を発揮しないと。チームが得意としているラストスパートも、毎シーズンできるわけではないのだからね。

――前節のマインツ戦は、前半は非常に低調な内容でしたが、後半に入って一気にギアを上げました。今季のレーバークーゼンを象徴するような試合でしたが、90分の間に二つの顔を見せているのはなぜなのでしょう?

レノ そこを説明するのは難しい。マインツ戦の前半は思っていたような動きができなかったのは事実で、ハーフタイムには監督から厳しい言葉も出た。そして、その後からうまくゲームを進められるようになった。結果的には良かったけど、あの前半のようなことはしてはいけない。前半か後半のどちらかだけ良くても、ブンデスリーガでは戦っていけない。

――ロジャー・シュミット監督は後半、シュテファン・キースリングを投入しました。厳しい状況にある時、彼のようなベテランの存在は大きいのでは?

レノ そのとおり! “あのベテラン選手”がものすごいクオリティーの持ち主だってことは変わらないからね。“キース”はロングボールを収めることもできるし、とても空中戦に強い。そしてチチャリートとの相性も抜群だ。“キース”はゴール前の“チチャ”に、頭でも足でもボールをつなげられる選手だ。マインツ戦では彼がベンチに座っていた前半には見られなかったプレーが、後半になって見られるようになったことを誰もが気づいたはず。シュテファンは年齢や長引く負傷に関係なく、チームにとってものすごく大事な選手だ。もしかしたら、今みたいにジョーカーとして特別な存在になるかもしれないね。

――次の試合ではドルトムントをホームに迎えます。勝ち点差を縮めておきたい相手ですが、逆に広がるという不安もあるのでは?

レノ 今のドルトムントは非常にハイレベルなパフォーマンスを続けている。勝ち点を縮められずにいるけど、まだシーズンは始まったばかり。それに、僕らはまだ手探りの状態にあるのかもしれない。

――戦力の大幅な入れ替えにもかかわらず、ドルトムントが早くも高い完成度を見せていることに驚いているのでは?

レノ そうだね。ドルトムントのスターティングメンバーに入れ替わり立ち代わり並ぶ新顔を見れば、すごくうまくやっていると言わざるを得ない。ただ、今のレベルを長いシーズンでキープできるかどうか。現時点でドルトムントを褒めちぎったり、僕らを批判したりするのは間違いだと思う。それに、僕らの1番の目標であるCL出場権の獲得に関しても、そこにこだわるべきでないとする理由はない。とにかく僕らは、着実に勝ち点を積み重ねていかないと。

――ドルトムント戦にどのようなことを期待していますか?

レノ 接戦になると思っている。ドルトムントにとっても、レーバークーゼンでの試合はいつもやりにくいはず。もちろん、ドルトムントはCLのレアル・マドリード戦で見せたようにとてもいい状態にある。けれど、向こうだって僕らをリスペクトしているはずだ。僕らは何としてでも勝に行くし、もし勝ち点1に終わったとしてもいい試合ができれば納得はできる。

――ドルトムントで好調な選手の一人に、かつてチームメートだったゴンザロ・カストロがいますね。

レノ “ゴンゾ”とは4年間一緒にやったけど、人間的に最高で、選手としてもとても高い能力を持った素晴らしいやつなんだ。ドルトムントでも重要な選手になると思っていたよ。そのとおりだったね。

――カストロはレーバークーゼンで16年プレーした後に移籍を決断しましたが、あなたは先日、クラブとの契約を2020年まで延長しました。多くの人にとって意外だったと思うのですが……。

レノ 今季は納得できるような試合ができていないけど、このチームはここ数年大きなことを達成してきた。6シーズン在籍しているけど、そのうち5シーズンはCLに出ている。レーバークーゼンはこの世界ではかなり前から名のあるクラブになっているんだ。移籍の噂があった選手もみなクラブに残って、このチームで戦っていくことになった。クラブは明確なプランの下でチーム作りをしている。僕自身、このチームの大事な一員で、チームのプランの一端を担っているということを、クラブによって気づかされたんだ。だからこそ、迷いなく契約を延長したし、これからもレーバークーゼンのために全力を尽くしていく。