ヘッキング氏は今季序盤までウォルフスブルクで指揮を執っていた - © © gettyimages / Stuart Franklin
ヘッキング氏は今季序盤までウォルフスブルクで指揮を執っていた - © © gettyimages / Stuart Franklin

ヘッキング監督「全力を尽くしていく」

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メンヘングラートバッハ(ボルシアMG)は成績低迷を受けて12月21日にアンドレ・シューベルト監督を解任。翌22日に今季序盤までウォルフスブルクを率いていたディーター・ヘッキング氏の新監督就任を発表した。かつて選手としてボルシアMGでプレーしたこともあるヘッキング氏がチームの再建について語った。

――“ボルシアMGの監督”という響きをどのように受け止めていますか?

ヘッキング 正直に言えば慣れない感じもしますが、すでにしっくりきていますね。

――あなたは選手としてのキャリアをボルシアMGでスタートさせまています。それが決断に影響を与えましたか?

ヘッキング もちろん、自分が在籍したことのあるクラブというのは大きいです。どういうクラブなのか分かっているわけですから。私がボルシアMGに所属していたのはまだ18歳と若かったですが、それでもどこかでクラブへの思いは残っていましたし、その動向は常に気にしていました。成功を収めようとしているこのクラブに加わるのは挑戦ではありますが、私は喜んで引き受けました。

――どれぐらいの関心を持ってボルシアMGの動向を追っていましたか?

ヘッキング ウォルフスブルクにとって、ボルシアMGは常に欧州カップ戦を争うライバルでした。ですから、チーム状況には常に目を向けていました。残念ながら今季前半戦は期待に応えることができていませんでしたが、ここ数年はとても強かったですしね。アンドレ・シューベルトが監督の座を追われなければならなかったのはとても残念です。近年、ボルシアMGが上位に食い込んでいたのは彼と(その前任の)ルシエン・ファブレの功績によるところが大きかったと思います。チームが再びその道に戻れるよう、私も全力を尽くしていくつもりです。

――メンヘングラートバッハには何度か敵将として訪れていますが、ボルシア・パークの雰囲気はどうですか?

ヘッキング スタジアムの雰囲気は監督を引き受けるに至った理由の一つでもあります。ボルシア・パークで試合をするのが楽しみですね。クラブにとってサポーターは財産でもありますから。前回ここに来た時は、退席処分という残念な形ではありましたが、スタンドの雰囲気を間近で経験できしました(笑)。チームが下位という難しい状況から立ち直るにはファンの力が必要です。ボルシアMGのファンはそれをきちんと理解してくれているので、何の心配もしていません。

- © gettyimages / Oliver Hardt