Summary

・ホッフェンハイム中盤の要、デミルバイ独占インタビュー

・酒井所属ハンブルクから今夏完全移籍

・ここまで3ゴール3アシスト、得点にも多く絡んでいる

2015/16シーズン最終節でようやく残留を達成したホッフェンハイムは今季、ユリアン・ナーゲルスマン監督の下、快調な滑り出しを見せ、第11節終了時点で5勝0敗6分の5位に位置している。同クラブの中盤を支えるのは、この夏、酒井高徳が所属するハンブルガーSVから完全移籍で加入したケレム・デミルバイ。カイザースラウテルンやデュッセルドルフへの期限付き移籍を経て大きく成長した同選手は、ここまで3ゴール3アシストと得点に絡んでいるだけでなく、卓越した戦術眼と柔らかなボールタッチを駆使し、ホッフェンハイムの新司令塔として君臨している。

以下、当サイト独語版が行ったデミルバイとの独占インタビューの様子を紹介する。

――2013年にドルトムントからハンブルクへ移籍し、その後も2部のクラブへ期限付きで移籍していました。今季ホッフェンハイムでのプレーを開始し、ようやく本当の居場所を見つけたのではないでしょうか?

デミルバイ まず、サッカーの世界では、本当に早く時間が流れていきます。今、ホッフェンハイムにいられて、とても幸せですよ。環境も素晴らしいですし、クラブの雰囲気も最高です。さらに今の私たちは良い成績を収めていますからね。

――しかし、最初はポジション争いがあったと思いますが。

デミルバイ もちろん私だって、すぐに先発でプレーしたいと思っていましたよ。私は毎日、どんな時も全力で練習に取り組みます。

――あなたは2回も2部への期限付き移籍をしました。「自分はブンデスリーガに値する選手だ」という自信を失うことはなかったのでしょうか?

デミルバイ 過去に自分が歩んできた道の過程で、私は自分のプレースタイル、自分の個性を見つけ出してきました。私は、自分がブンデスリーガでプレーできる選手であるということを、しっかりと分かっていましたよ。

――つまり自分を疑うことは1度もなかったと?

デミルバイ なかったですね。2部リーグでの戦いを通じて、私は非常にたくましくなりました。プレースタイルを確立し、より効率の良いプレーを選択できるようになったのです。

――正確に言うと、あなたにとって本当に得意なポジションは10番ですか? それとも8番? または攻撃的な6番でしょうか?

デミルバイ それは見方の問題です。ダブルボランチの一角もできますし、8番、10番もできます。現代サッカーの中盤の選手は、オフェンス面でもディフェンス面でも強くなければなりません。そうでなければ、非常に厳しいでしょうね。

――ホッフェンハイムに来て、あなたが大ブレークした理由はどこにあるのでしょう?

デミルバイ 素晴らしい環境、そして監督の信頼は非常に大事なことですが、もちろん最後に責任を背負うのは自分です。毎日の練習に一生懸命取り組む必要がありますし、そうでなければ試合には出られません。現状に満足しない、ということも大事でしょうね。

――これまで多くの監督に出会ってきたと思いますが、ユリアン・ナーゲルスマン監督にはどんな感想を持っていますか?

デミルバイ 彼は間違いなく、信頼の置ける指導者です。彼と一緒に仕事ができて最高の気分ですよ。毎日が本当に楽しいですし、彼は選手をしっかりと育て、良い雰囲気を作ってくれています。

――ところでメスト・エジルもあなたも、ゲルゼンキルヘンで生まれ、さらにエジルの家族もあなたの家族も、黒海に近いデブレク出身です。家族の故郷で、エジルと会ったりしたことはありますか?

デミルバイ いや、彼とトルコで会ったことはまだないですね。

――あなたはゲルゼンキルヘンのビューア地区で育ちましたが、そこは伝統的にシャルケファンが多く住むところです。あなたの家族はしかし、今もトルコのクラブを愛しているのでしょうか?

デミルバイ 私の家族はみんな、フェネルバフチェのファンなんです。ですから、私もフェネルバフチェにシンパシーを感じていますよ。でも、トルコには他にもビッグクラブがありますし、それらも大変興味深いですね。

――ドイツで生まれ育ちましたが、ユース年代ではトルコ代表を選びました。現地ではどのように迎えられましたか?

デミルバイ 言葉の壁はないですし、いつもリスペクトされて、とても良い気分でプレーしていました。私自身もオープンな性格ですし、みんなと仲良くできました。

――そうなってくると、次はトルコのA代表入りが見えてきます。

デミルバイ それを想像することは、みなさんの自由です。ただ、私は(ドイツとトルコの)二重国籍を申請してます。

――ホッフェンハイムはまだ今季1度も負けていません。これほどまでの成績を収められると思っていましたか?

デミルバイ 正直に言いますと、私はこの成績に少しも驚いていません。毎日のトレーニングは本当に厳しいですし、そして私たちは全員が同じプランを持っています。さらにホッフェンハイムには「16~17人の良い選手がいる」のではなく、所属選手全員がハイレベルなのです。しかし、私たちはこれからも地に足をつけ、現実主義であり続けますよ。

――土曜にはメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)戦です。

デミルバイ 非常に良いチームですね。しかし私たちも一筋縄ではいかないチームです。とても面白い試合になるでしょうね。

――今のあなたたちからは自信が溢れ出ています。その自信は、今季の中で自然と大きくなってきたのでしょうか? それともシーズン開幕前から監督が選手にこのメンタリティを植え付けたのですか?

デミルバイ もちろん試合の結果も影響しているでしょう。でも私たちはまだ満足していません。いつもどん欲に、成功へ向かって突き進むことが重要なのです。バイエルン・ミュンヘンに1ー1で引き分けたように、不可能なことは何もないのです。ブンデスリーガのどの相手に対しても、臆する必要はありません。ボルシアMG戦でも、自分たちの戦いができるでしょう。

――バイエルン戦でのゴールは、あなたのここまでのキャリアで最も良かった出来事ですか?

デミルバイ もちろん素晴らしいことでした。なぜなら世界でベストのGKから1点を決めたのですから。しかも彼はボールに反応できず、動けなかったわけですから。これからもゴールを決め、アシストもして、ホッフェンハイムを勝利に導きたいですね。