ハットトリック達成のモデステは今季の通算得点を一気に11まで伸ばした - © © imago
ハットトリック達成のモデステは今季の通算得点を一気に11まで伸ばした - © © imago

ケルンがモデステの3発で快勝

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10月30日、ブンデスリーガ第9節が行われ、大迫勇也所属のケルンがホームで酒井高徳所属のハンブルガーSVに3ー0で快勝した。大迫、酒井の両日本人選手は先発フル出場を果たした。

ケルン 3ー0 ハンブルガーSV

ケルンはこの試合、普段の4ー4ー2ではなく3ー4ー3の布陣を採用。大迫はモデステを頂点とした3トップの右サイドでスタートした。一方のハンブルクもサイドバックが本職の酒井をボランチの一角として起用。右サイドバックには今季初先発のゲッツが名を連ねた。

先にチャンスを作り出したのはアウェーのハンブルク。8分、ドグラス・サントスが左サイドからクロスを入れると、ニアサイドに走り込んだウッドの膝にボールが当たってケルンのGKホーンを脅かす。対するケルンは17分、右サイドを駆け上がったソーレンセンのクロスをニアに飛び込んだモデステがヘディングシュート、しかしこのシュートはゴール左へ外れた。

ハンブルクは24分、CKのこぼれ球を酒井がエリア外からダイレクトで叩くが、このミドルシュートは枠を捉えることができない。31分にはソーレンセンのバックパスをカットしたコスティッチが左サイドを深くえぐって折り返すが、中央に詰めていたウッドにはわずかに合わなかった。

ケルンの反撃は34分、リッセが右サイドからグラウンダーのクロスを入れると、中央でフリーになっていた大迫がエリア手前からシュート。これは惜しくも相手DFにブロックされるが、徐々にケルンが主導権を握っていく。40分には左サイドにポジションを移していた大迫が、スローインを受けて鋭く反転。ペナルティーエリア内に進入したところでゲッツのファウルを誘ってPKを獲得する。しかし、モデステの狙い済ましたキックは左ポストを直撃。ケルンは先制の絶好のチャンスをフイにしてしまう。

先制のチャンスを逃したケルンは後半に入っても決め手を欠いていたが、58分にこの試合のターニングポイントが訪れる。ハンブルクのウッドがハインツに肘打ちを見舞ったとして一発退場。ケルンは期せずして数的優位の状況を手に入れる。すると61分、途中出場のツォラーが左サイドから鋭いクロス。このボールをゴール前のモデステがわずかに触れてケルンに待望の先制点をもたらす。

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