ブンデスリーガのフランス革命
ドルトムントが18歳のフランス人DFダンアクセル・ザガドゥを長期契約で獲得したが、近年のブンデスリーガではフランス人選手の勢力が増している。前所属のパリ・サンジェルマンはこの長身センターバックの移籍を全力で阻止しようとしていたが、ブンデスリーガで活躍している他のフランス人選手たちと肩を並べるチャンスを提供されれば、本人に断ることなどできなかったはずだ。
デンベレの成功
ザガドゥの先輩にあたるドルトムントのウスマン・デンベレは、今年初めに『L'Equipe』紙のインタビューで、「若い選手にとってドイツは最高の場所だ」と話している。「ここには若くて才能溢れる選手たちがたくさんいる。周囲の人たちは彼らを信頼している。僕はドルトムントで満足しているし、自分の選択を後悔したことはない。ブンデスリーガは若いプレーヤーのためのリーグだ」
デンベレは昨夏にレンヌからドルトムントに加入すると、その才能を一気に開花させて世界中のクラブから獲得を熱望される選手となった。ブンデスリーガ32試合に出場して6得点12アシストを記録。欧州チャンピオンズリーグではチームの準々決勝進出に貢献し、ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)では決勝で先制点を挙げて優勝の原動力となった。
また、デンベレはフランス代表でも地位を確立。昨年9月にディディエ・デシャン監督に招集されて以降すでに4試合に出場している。19歳のデンベレには明るい前途が待ち受けているだろう。