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闘病中のルスに対して励ましの言葉をかけるバイエルンの選手たち - © © imago / Eibner
闘病中のルスに対して励ましの言葉をかけるバイエルンの選手たち - © © imago / Eibner

「後半戦は試合に出られるように」

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今年4月に腫瘍が見つかり、闘病生活を続けているアイントラハト・フランクフルトのマーコ・ルスが、10月19日に最後の検査を受ける。31歳のキャプテンが目指すのは、ウインターブレイクにアブダビで行われる冬季キャンプへの参加だ。

バイエルン・ミュンヘンをホームに迎えたブンデスリーガ第7節では心に残るシーンが見られた。ベンチ裏でチームメートとの再会を果たしたルスに対し、バイエルンのラフィーニャやマッツ・フメルスまでもが言葉をかけ、ハグを交わしていたのだ。

ルスは4月末のダルムシュタット戦後に受けたドーピング検査で成長ホルモンHCGが異常に高い数値を示していることが発覚。詳しく調べたところ、それが腫瘍に起因するものであることが分かった。フランクフルトはブンデスリーガ残留を懸けたニュルンベルクとのプレーオフ当日にルスが深刻な腫瘍性疾患を患い、すぐに治療が必要であることを公表。ところがルスは試合出場を直訴し、プレーオフ第1戦に先発出場した。結果はオウンゴールで相手に先制点を献上、さらには警告を受けて第2戦は出場停止と散々だったが、4日後の残留決定を見届けて手術に踏み切り、化学療法による治療が始まった。

フランクフルトのユースで育ったルスは2006年3月にブンデスリーガデビュー。ウォルフスブルクに在籍した一時期を除き、キャリアのほとんどをフランクフルトで過ごしてきた。昨季からキャプテンも務めていた同選手に対し、フランクフルトは今年9月に2019年までの契約延長をオファー。ルスはクラブからの信頼とサポートに感謝の意を伝えていた。

一つだけ確かなのは、ブンデスリーガの関係者すべてが常にルスとともにあるということ。それはルスに抱きついていた先日のラフィーニャの姿を見れば分かるだろう。最後の検査を前に本人は楽観的だ。「もう一度、体の隅々まで見てもらうことになっている。医師からOKが出ればコンディショニングコーチとともに練習をスタートさせるよ。ウインターブレイク中のチーム合流を目指したい。状態を上げて、後半戦は監督とチームにとってオプションの一つになれるようにね」