「勝利にふさわしい試合だった」
10月19日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第3戦で、バイエルン・ミュンヘンはホームでPSV(オランダ)に4ー1で快勝した。この試合で1ゴール2アシストの活躍を見せたアリエン・ロッベンは2002年から2004年までPSVに所属。86分に交代が告げられると古巣サポーターからも大歓声が沸き起こった。そのロッベンが自身のゴール、チーム状態について語った。
――改めてPSV戦を振り返ってもらえますか?
ロッベン ハーフタイム前後に相手にチャンスを与えてしまう時間帯があったけど、試合全体を通してみればいい内容だった。3試合勝てていない状況だったからうまく試合に入る必要があったが、それができた。前半にあと1、2点決められたかな。チャンスも多く作ったし、勝者に値する内容だったと思う。
――試合前はチームの姿勢が大事ということでしたが、どのように試合に入りましたか?
ロッベン 最初から全力でいこうと。特にホームゲームは相手を圧倒しなければいけないし、とにかく全力を尽くしたよ。それも、がむしゃらにではなく冷静にね。ただ、ハーフタイムに入る前の時間帯はカウンターで押し込まれる場面が続いた。そういうところは修正していかないと。もちろん、ポジティブな面もたくさんあったからそこは続けていきたい。
――ポジティブだったことの一つにあなたのヘディングゴールがあります。なかなか珍しいシーンだったと思いますが?
ロッベン あれは素晴らしいパスと、いいコース取りがゴールの要因だったね。しかも頭で決められたのだから言うことない。めったにないことだからね。何歳になっても成長できるということ。夢のようなパスを出してくれたティアゴに感謝したい。
――相手GKと激突するかもしれないという不安もあったのでは?
ロッベン そういう危険性はつきものさ。GKがゴールマウスを飛び出してきたら気をつけないといけない。だから頭で素早く押し込んで、すぐに引っ込めたよ。