Summary

  • バイエルンのミュラーが“デア・クラシカー”を展望
  • ミュラーはライバルのドルトムントが強くあることを歓迎
  • 敵地でのドルトムント撃破は「チームにとって大きな挑戦」

ブンデスリーガ第11節の2日目、ドルトムントバイエルン・ミュンヘンの“デア・クラシカー”が開催される。バイエルンのトーマス・ミュラーはドイツ代表戦の終了と同時に、この大一番にスイッチを切り替えている。当サイトではミュラーに独占インタビューを行い、ドルトムントとの一戦、自身の持つ特別な資質について語ってもらった。

——あなたはドルトムントをブンデスリーガのベストチームの一つに挙げ、優勝候補の一角と見ていますね。

ミュラー ドルトムントは素晴らしいクオリティーを備えた選手を数多く獲得した。今季もブンデスリーガのベストチームの一つであることに変わりはないよ。

——同じリーグ内に手強いライバルがいるのは刺激になりますか?

ミュラー ドルトムントが強いのはいいことさ。僕らに刺激を与えてくれるし、ドルトムントを倒すのがいっそう楽しみになるからね。ブンデスリーガにとってもドルトムントが強いほうがプラスだ。実際、昨季の彼らは激しい戦いを演じて新記録となる勝ち点を残して2位になった。ドルトムントでの試合はシーズンで最も素晴らしい一戦だよ。どこよりも勝つのが難しい場所だからね。チームにとって大きな挑戦だし、ファンにとっても手に汗握る楽しみな一戦だろう。

——カルロ・アンチェロッティ監督に代わって、まだチームが完成していないという見方もあります。

ミュラー 会社の人事異動と同じだよ。新しい監督を迎えれば、新しいアイデア、流れが生まれる。その中でお互いに力を合わせて、新しいものを作り上げていくんだ。どこの国のリーグ、どこのチームであろうと、それは一つの挑戦だ。僕らは非常に集中しているし、調子を上げてきていると確信している。この先、そのことが多くの可能性を与えてくれると思う。僕らはすべての試合に勝つことを目指しているチームだし、そうでなければバイエルンじゃない。

——あなたは他の選手にできないような方法でスペースを突くことから“スペースの開拓者”として知られています。

ミュラー それは周りというか、記者たちが喜んで使っているだけだよ。「ミュラーはスペース占い師」だってね(笑)。でも僕自身は、そんなミステリアスなことだとは思っていない。サッカーではちょっとしたスペースが脅威を生み出すこともある。とにかく正しいタイミングで正しいポジションを取ること。僕や他のFWの選手は、チームからそうした動きを期待されている。それに応えられるようにとやっているだけだよ。

——自分自身を珍しいタイプの選手だと思いますか?

ミュラー 基本的にはノーだね。もし、普通と違うとすればトーマス・ミュラーという全体像を見た時だろう。僕には類まれな個の強さはない。自分よりドリブルの上手な選手、スピードのある選手、強いシュートを撃てる選手はたくさんいる。でも、トーマス・ミュラーという全体像で見たら、ドイツで突出しているかもしれないし、もしかしたら世界でもそうかもしれない。選手としてのタイプを分類するのは難しい。だからそういう評価が生まれたのかもね。トーマス・ミュラーに関して、特に秘密はないよ。

——改めてあなたの持ち味はどんなところでしょうか?

ミュラー さっきも言ったように、正しいタイミングで正しいポジションを取ること。そして自分の力を信じ、味方から求められていることを理解することだ。自分はチームの一部だという考えが強いよ。