バイエルン、武藤のマインツに逆転勝利で暫定首位へ浮上
12月2日、ブンデスリーガ第13節初日が開催され、武藤嘉紀が所属するマインツは本拠地でバイエルン・ミュンヘンと対戦し、1ー3で敗れた。武藤はベンチ外となっている。
マインツ 1ー3 バイエルン
前節ヘルタ・ベルリンに逆転負けを喫したマインツだが、立ち上がりからバイエルン相手に力強さを見せる。開始早々の4分、自陣右サイドでアラバからボールを奪ったマリが前線へスルーパスを送ると、寄せてきたマルティネスを吹き飛ばしたコルドバが裏へ抜け出す。そしてペナルティーエリア右からグラウンダーの鋭いシュートをファーサイドに突き刺し、マインツが先制点を奪った。なお、コルドバは昨シーズン第24節に続き、これでバイエルン戦2試合連続ゴールを記録している。
後半に入ると、試合はトーンダウン。バイエルンがボールを保持する展開は変わらないが、プレッシングの強度は低く、パスミスも連発するなど、“らしくない”プレーが散見された。
そんな中、74分にはマインツが右CKを獲得し、ラマーリョがニアサイドでつぶれてこぼれたボールを、交代で入ったオストゥナリがフリーの状態からシュート。しかしこれは枠を捉えることはできなかった。
さらに78分、コルドバがゴール右でキープし、中央へパスを送ると、こちらも交代出場のラッツァがダイレクトで狙ったが、ボールはGKノイアーの正面に飛んでしまい、がっちりとキャッチされている。
しかしロスタイム突入から2分後、バイエルンがゴール左でFKを獲得すると、レバンドフスキがこれをゴール左に沈め追加点。バイエルンが3ー1としたところで90分間の戦いは終了を迎えた。
【得点】
これでマインツは2試合連続の逆転負けとなり、同時に今シーズン初の連敗を記録。またバイエルンは勝ち点30に到達し、得失点差でライプツィヒを3点上回っているため、暫定ながら首位に返り咲いている。
マインツ:コルドバ(4分)
バイエルン:レバンドフスキ(8分、90+2分)、ロッベン(21分)
【ラインナップ】
マインツ(5ー3ー2)
レッスル;ドナティ、バログン、ベル、ハック(62分 オストゥナリ)、ブロジンスキ;フライ(72分 ラッツァ)、ラマーリョ(81分 デブラシス)、マリ;オニシウォ、コルドバ
バイエルン(4ー2ー3ー1)
ノイアー;キミッヒ(77分 ビダル)、マルティネス、フメルス、アラバ;ラーム、ティアゴ;ロッベン、ミュラー(87分 サンチェス)、リベリ(66分 コスタ);レバンドフスキ