酒井がダメ押し弾をアシスト、ハンブルク今季初白星飾る
12月4日、ブンデスリーガ第13節最終日が行われ、酒井高徳が所属するハンブルガーSVは敵地でダルムシュタットと対戦し、2ー0で勝利した。主将の酒井はボランチでフル出場し、チーム2点目をアシストしている。
ダルムシュタット 0ー2 ハンブルク
前半に比べ、後半はやや落ち着いた展開でスタート。しかしゴール前までボールが運ばれるシーンは少なく、試合は停滞感を見せる。
ハンブルクに追加点のにおいが漂ったのは68分、ボランチの酒井が左へ展開すると、コスティッチがDFのプレスを外してセンタリング。これが曲がりきらず、GKを越えてそのままゴールへ吸い込まれそうになるが、ボールは惜しくも枠を外れてしまった。
終盤に入るとダルムシュタットが攻撃に比重を置き、80分にはユングのクリアボールが不十分だったところにスルがミドルシュート、その3分後にはブランチッチが遠めの位置から強烈なシュートを放ったが、いずれも枠を捉えることはできなかった。
すると終了間際の90分、敵陣で酒井がドリブルを開始。DFのプレッシングをかわし、右から中央へ流れると、左に開くオスチョレクへ預ける。そしてGKと1対1になったオスチョレクが冷静にゴールを決め、ハンブルクが2ー0と試合を決定づけた。
【得点】
これでハンブルクは今シーズン13試合目でようやく初の白星を獲得。3戦連続無敗を守り、6試合ぶりに最下位を脱出している。
ダルムシュタット:なし
ハンブルク:グレゴリッチ(30分)、オスチョレク(90分)
【ラインナップ】
ダルムシュタット(4ー2ー3ー1)
エッサー;ユングビルト、ミロシェビッチ、スル、グワラ;ニーマイヤー(81分 シュトローエンゲル)、ブランチッチ;シリグ、クラインハイスラー(74分 ローゼンタール)、ヘラー;コーラク(61分 ベジャク)
ハンブルク(4ー2ー3ー1)
マテニア;ディークマイヤー、ジュルー、ユング、サントス;酒井、オスチョレク;ミュラー(89分 ハント)、ホルトビー、コスティッチ(84分 エクダル);グレゴリッチ(73分 ウッド)