ハンブルクの新戦力サントスは、リオ五輪で金メダルを獲得 - © © gettyimages / Oliver Hardt
ハンブルクの新戦力サントスは、リオ五輪で金メダルを獲得 - © © gettyimages / Oliver Hardt

ハンブルクの新戦力

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移籍マーケット終了の前日、ハンブルガーSVが文字どおりの“ゴールデンボーイ”を手に入れた。ブラジルのアトレチコ・ミネイロからリオ五輪で金メダルに輝いたU-23ブラジル代表DFドグラス・サントスを5年契約で獲得したのだ。

自らリオへとおもむき、左サイドバックを担うべき22歳の逸材をチェックしたディートマー・バイアースドルファーGMは、「移籍期限ぎりぎりのタイミングでドグラス・サントスとの交渉をまとめることができてうれしい。才能ある彼が加わることでチームの守備力もアップするはず」と駆け込み移籍の成立を喜んだ。

リオ五輪では全6試合に先発出場し、母国初の金メダルに貢献。175cmのレフティーにとっては2度目のヨーロッパ挑戦となる。2013年、当時19歳のサントスはブラジル2部のクルーベ・ナウチコ・カピバリベからグラナダ(スペイン)に加入。レンタル移籍でウディネーゼ(イタリア)へと移ったがうまくいかず、ブラジルに帰国していた。その後、アトレティコ・ミネイロに入団してリーグ戦53試合、コパ・リベルタドレース16試合に出場。満を持してブンデスリーガに挑戦することになった。

ドイツに降り立ったサントスは、「ブラジルでもブンデスリーガは見ていた。僕自身このリーグの大ファンだから、そこでプレーできることを神様に感謝だね」と語った。彼の入団はバイアースドルファーGMにとっても大手柄だ。同GMは「層を厚くするためにも、移籍期間中を通して左サイドバックを探し続けていた。将来性ある選手を獲得することができて非常にうれしい。ブラジルのサイドバックは伝統的にとても攻撃的。その持ち味でチームの攻撃力も上げてくれるはず」とブラジル人ならではのプレーに大きな期待を寄せる。

周囲からの称賛とは裏腹に本人は冷静で、一刻も早くチームに馴染めるようにと考えている。「なるべく早くチームメートやコーチングスタッフと顔を合わせたい。もちろんブンデスリーガにも慣れていかなければならないが、全力を尽くし、できるだけ早くチームの力になって試合に勝てるように頑張りたい」

背番号は「6」に決定。デビューが期待される9月10日の第2節はレーバークーゼンと対戦する。ブンデスリーガの強豪を相手にしてのいい腕試しとなりそうだ。