「チームはいい方向に進んでいる」
今季のシャルケはリーグ戦開幕5連敗とスタートで派手につまずいたが、10月にようやく初勝利を挙げると、その後は着々と勝ち点を積み重ねて順位も12位まで上げた。11月6日に行われた第10節のブレーメン戦でも3-1の快勝を収め、いい形でインターナショナルウィークに入っている。ブレーメンとの試合後、スポーツディレクターのクリスティアン・ハイデルが好調なチームの現状について語った。
ーーブレーメン戦の勝利について。
ハイデル 鮮やかというよりは、ハードワークによる勝利だったね。相手は非常にコンパクトな布陣を敷き、時に7、8人で守っていた。そういう状況でシュートチャンスを作り出すことは難しいが、選手たちは落ち着きを失うことなくいい仕事をしてくれた。守備のほうでも相手にほとんどチャンスを与えなかったし、こういう試合をモノにできたのは大きい。
ーー現在のチーム状況について。
ハイデル 監督は選手に対して、常に90分間100%でプレーすることを求めているが、今はそれがかなりできているように見える。すべてがうまくいかないのは当たり前だが、我々にはパフォーマンス、順位ともにもっと上に行くだけの力がある。チームはとてもいい方向に進んでいるから、このままやっていきたい。スタートでの失敗をある程度挽回できるようにね。
ーー代表戦による中断期間について。
ハイデル ここで一息つけることにホッとしている。FWの3人を始め、数名のケガ人を抱えているからね。選手にのしかかっていた負担は相当なものだったし、頭の切り替えという意味でも重要だ。我々は1番下から上がってきたわけで、2週間ほどゆっくり過ごせるのはとてもいいことだ。インターナショナルウィーク明けも今のような調子で入っていけるといいね。
ーー好調なナビル・ベンタレブについて。
ハイデル 彼は他の選手にはそうそうできないことをやってのける選手だ。ポテンシャルは見てのとおりだよ。守備的な選手として十分なクオリティーを備えているし、まだ21歳だということを忘れてしまうほどだ。これは彼がこの先どこまで伸びるかを示すモのだ。まだまだ向上できる選手だが、我々は今の彼に非常に満足している。