古巣ドルトムント相手に2得点の活躍を見せたレバンドフスキ。その勢いは誰にも止められない - © © gettyimages / Will
古巣ドルトムント相手に2得点の活躍を見せたレバンドフスキ。その勢いは誰にも止められない - © © gettyimages / Will

「ゴール数、意識しない」<br>レバンドフスキのインタビュー

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「デア・クラシカー」で5−1と圧勝したバイエルン・ミュンヘン。試合を決定づける3点目と4点目を決めたロベルト・レバンドフスキがインタビューに応じ、古巣ドルトムントとの対戦を振り返った。

「素晴らしいパスが決め手」

ーードルトムント戦、勝利の鍵となったのは何でしたか?

レバンドフスキ 前半はドルトムントが良いサッカーをしましたが、2ゴールを決めたのは私たちでした。守備面での改善ができたので後半は全く違うものになりましたね。攻撃面でもシュートまで持ち込んだ全ての場面がゴールにつながりました。2−1の段階ではドルトムントも同点に追いつく望みを持っていたと思いますが3−1にすることがで試合を決めることができました。

ーーその3点目のシーンを振り返ってください。

レバンドフスキ ジェローム・ボアテングからの素晴らしいパスが決め手でした。走り出した最初は全くボールが見えていなかったのですが、そのまま走り続けました。そして、最初にボールをコントロールした時にはもう相手GKを交わすことができて、ゴールは空っぽでした。

ーーボアテングはトーマス・ミュラーによる先制点の場面でも、素晴らしいパスで起点となりました。

レバンドフスキ ジェローム(ボアテング)は素晴らしい選手です。彼は試合中、いつもああいうパスを狙っていますね。私へのボール、そしてトーマス(ミュラー)へのパスも最高のものでした。

ーーここ3試合で9ゴールを挙げられましたが、何が要因となっているのでしょうか。チームの状態ですか?それとも、あなた自身の調子ですか?

レバンドフスキ 全ての要因が重なっていると思います。今日は2得点できましたが、今はこれまでのゴール数を意識していません。チームが勝利したことが一番大切です。自分のゴールでチームを助けることができるとは思っていますが、チームが一丸となって戦い勝利を目指すに尽きます。

古巣との対戦を終えて

ーー第8節までに12得点という成績は1968/1969シーズンのゲルト・ミュラー氏による決定率に並ぶものです。ミュラー氏はそのシーズンで40ゴールを挙げる記録を樹立しましたが、それはあなたの目標でもありますか?

レバンドフスキ (笑)それについて考えるには、時期が早すぎますよ。

ーー今の調子は人生最高のものですか?

レバンドフスキ 私は毎年、毎年、成長したいと思っています。多くの人々はゴールだけを期待していますが、選手としての成長が大事なのです。ゴールすることだけでなく、バイエルンの一員としての勝利やサッカーの質を高めていくことが大切だと思っています。

ーーこのドルトムント戦の勝利は、何を意味しますか?

レバンドフスキ この勝利はわれわれにとって、とても重要なものですが、シーズン終了までには、まだまだ沢山の試合が待っています。2位にどれだけ差をつけても走り続けますよ。昨季 はシーズン終盤で失速してしまいました。同じ失敗を繰り返すわけにはいかないのです。第12節であろうと、第25節であろうと関係ありません。常に良い状態をキープすることです。

ーー古巣ドルトムントとの対戦は、あなたにとって特別なものですか?

レバンドフスキ 今でも昔の仲間とは連絡を取り合っています。今季のドルトムントが昨季よりも良い戦いをしていて嬉しいですよ。欧州リーグでも決勝まで勝ち残るチャンスがあると思いますし、優勝できるかも知れません。だけど、一旦同じピッチに立ったら、バイエルンの選手としての目標を全うするだけです。

ーーここからポーランド代表としてユーロ予選のスコットランド戦とアイルランド戦が控えています。大事な2戦に向けて意気込みを聞かせて下さい。

レバンドフスキ 予選を突破して来年のユーロ(フランス大会)へ出場することだけ考えています。スコットランドとの試合はとても重要です。われわれが勝って、ドイツも勝利すれば予選突破が決まるのです。難しい試合になるとは思いますが、ひたすら勝利を目指したいと思います。